皆さん、こんいちは!
串焼きホルモンの旨い居酒屋「東岡崎 明月」の藤原です!
いや~、本当に感謝と感動なんですよ。
先週の土曜日は特別営業をしたんです。
22日(日)はノーベル賞を受賞された大隅先生が岡崎市で講演会がありまして、そのあと当店で打ち上げをしたいとのことで、特別営業に至ったわけです。
ご存じの方も多いと思いますが、大隅先生といえば岡崎市の基礎生物研究所にいた頃、当店に良く通っていただき、殊更まだ二十代前半の僕をかわいがってくれました。
岡崎を離れてからはお会いする機会も減っていましたので、僕としても久しぶりにお会いしたいと思い、快諾したわけですよ。
先生のお弟子さんの話ではもう頻繁には岡崎にもこれ無くなるそうなので、ゆかりのあるお店へと白羽の矢が立ったそうです。
本当に嬉しい限り!
お料理はコースだったので、はじめに簡単にご挨拶した後は僕は厨房に籠り切り。〆を出した後に先生の居るお座敷へ改めてごあいさつ。
前回はノーベル賞受賞直後だったので、実に十年ぶり。
「あなた昔から変わりませんね」と先生。
「いや先生、染めてますが実はもう髪は真っ白で誰にも負けないくらいの老眼です。あの頃は先生は五十代で僕は二十代。僕はもう五十代ですよ」と僕。
考えてみれば、僕は当時の先生の歳に。
大隅先生はあの頃と同じで、僕の馬鹿話にもニコニコ穏やかに笑ってくれます。
写真は先生と奥様の間に僕。
奥様はお初にお目にかかりました。
先生は講演会後で少しお疲れのご様子。
御年八十一になられましたが生大ジョッキ。
先生といえば昔から生大ですから。
それも昔はどこに入るの?ってくらいぐびぐびと。
今回は先生に座右の銘をおねだりしようと色紙を用意してお願いしました。
先生いわく、「座右の銘は無いといつも堪えてるんですよ」
僕は引きさがりません。
「先生、何か考えて下さい!」
宴会の邪魔になってしまうので、僕はこの辺で座敷をお暇しましたが、お弟子さんがそのあと色紙を持って来てくれました。
それがこちら!
「明月さんへ
13年御世話になりました
お酒を友に
語り合うことは
大切な文化です
科学を文化に‼
大隅良典
2026.3.22」
先生いらしくて、すごく素敵な言葉で、家内と涙ぐんでしまいましたよ。
二十代の頃の僕は店を継ぐなんて気はさらさらなくて、小説ばかり書いて遊んでいました。
出版社の封筒を持つ僕を見つけて、先生が声尾を掛けてくれました。
「何かネタになるかもしれないから、私の研究室に遊びにいらっしゃいよ」
今も昔も僕は先生に図々しいので、さっそく遊びに行きました。
研究施設内を先生直々に案内してもらって、先生の研究室でこっそりお酒をいただいたこともありました。
そんな思い出話をしていると、先生も嬉しそうに。
「そんな事もありましたね」と。
後ろにいたお弟子さんが、「その当時、先生が連れているあの若い人は誰だ?」と仲間たちで話していたとのこと。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、先生をお見送り。
ふと思い立って、先生に僕から小説のプレゼント。
「先生、売れない小説をどうぞ。暇な時にでも。暇な時は永遠にないかもしれませんが」
急に思い立っての事でしたが、二十数年越しに先生にやっと小説を渡せたような気がしました。
岡崎にはなかなか来れないとのことですが、先生これからもきっと待っています!
あ、色紙は大切に店に飾らせていただきます!
本当は僕個人あてに欲しかたんですけど…(笑)
ってなわけで、今週もかな~りに張り切っているわけですよーー








