伊勢丹のカリスマバイヤーから、福助社長、
そしてイトーヨーカドーの服飾別会社IYG服飾研究所社長と
華々しい経歴をもつ藤巻幸夫氏。
伊勢丹時代の藤巻氏はお客のために何をするかを第一優先とし、
無駄な会議や規則はすっぽかす熱意と実力のある問題児。
しかし、当時の営業本部長で現在の社長である武藤信一氏が
目をかけ、彼にある程度の裁量を任せてくれました。
また、現在の職場のボスはイトーヨーカドーの鈴木社長には、
引き抜いてくれ、イトーヨーカドーのような大きく堅実な組織の中で、
異物として社内に刺激をあたえることを期待してくれているようです。
「会社の中には必ず一人、神様がいる。」
というのが藤巻氏の考えで、
会社のため、お客様のため正しいことをし続けていれば、
いつか必ず社内に一人は自分を見つけてくれるということだそうです。
そしてそんな「神様」に対して、給与や評価など度外視して
恩義に答えようとするのも藤巻流。
「起業?カネ?ちんけな話じゃないですか。
自分で会社を起こして儲けたい?それは我でしょう?
美意識がない。」
うーん。トンガった服装で固めた藤巻氏の中身は
自分の人生をひとつの作品にようにとらえる
中国や日本の戦国期の武将のようですなあ。
でも「意気に感じる」ってのは
最高のモチベーションかもしれないですね。
日経ビジネス2005年5月23日号より






