クライマックスまでの伏線をお忘れなく | 名古屋市西区の高校生&中学生向け進学個別指導塾 『名学館庄内通校』

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受験のプロセスっちゅーのは、ドラマみたいなもんでね・・・

 

高校から大学への道に潜む落とし穴


かねてからこのブログの中で

「テストとテストの間の時期が、学力を伸ばすチャンス!」

と強調してきました。

これは定期テストだけでなく、長期に渡る受験に置き換えても同様です。

公立中の中学生は、高校受験を経て高校へ入学します。

めでたく合格の暁には、苦しい受験勉強から解放され、羽根を伸ばして!!!

まあ、それは当然のことでしょう。
普通の人間の正常な心理でしょう。

しかし、その正常な心理にこそ落とし穴があります。

多くの高校生が、この落とし穴に落ちるのです。

なぜなら高校生になったとたん自主学習量が激減するから。

 

勉強しない日本の高校生


統計的に見ても、高校1年、2年は学習量が激減します。
2016年の調査(東大・ベネッセ)によると、学年別の一日の平均学習時間は以下のようになっています。

小6 92分

中1 104分

中2 96分
中3 125分

高1 94分

高2 93分

高3 171分


※参照:リセマム Webサイト

 

 



こうしてみると高1、高2生は抱えている学習量の割には、学習時間が小6レベル。
中3の学習時間の飛躍から見れば文字通り「落とし穴」へ落ちたように思えますね。

これは高校生が勉強しなさすぎなのか?

それとも小学生が勉強しすぎなのか?

中3の高校受験が飛びぬけるから、高校生が勉強していないように見えるだけ?

高校生ともなれば効率よく学習できるだろうから、小学生レベルの時間数でも十分やれる?

・・・まあいろんな解釈ができる調査結果ではありますが、ただ、高3の大学受験期の学習量がそれまでの2倍に膨れているという事実。


それはなんなのか?

 

高3で詰め込むだけの大学受験


高3になると一気に学習時間が倍増します。

大学受験だから当然と言えば当然。
部活を引退して時間が増えるということもあるでしょう。
予備校、塾に本格的に通い始めるのもこの時期。

ところが、高1、高2落とし穴に落ちた後遺症が、ここで表面化します。

「基礎学力の欠乏」


この事実に直面するのですよ。

高校受験の時もきっと同じなのでしょうが、中2の一時期にちょっと失っただけの時間は、中3の一年間を必死に頑張れば意外と取り戻せるものです。

小学校1年生から9年間続けてきた一連の義務教育の積み重ねは偉大なのかもしれません。

しかし!

ここで保護者がまず勘違いします。
「苦しかった勉強から解放してあげよう」

「子どもの自由にさせてあげよう」

「好きな部活に取り組ませよう」

という親心。

悪いことではありません。

どれもが愛情であり人情であり、必要な感情です。

しかし最大の思い違いがこれ。。。

「またしばらくしたらやるだろう」

 

テスト&受験で勉強が嫌いになっている


小学生のうちは好奇心の塊だった子どもが、中学生も後半に差し掛かると勉強に対する憎悪と嫌悪に溢れていることに気づき、失望してしまう親御さんたちは少なくないと思います。

高校受験期を迎える頃には、「嫌々」と「義務」だけで仕方なく勉強しているだけの子どもに対し、

「なぜ本気を出せない?」

と歯がゆさに襲われますね。

それでも親としては

「勉強をやっていれば必ず何か大切なものをつかみ、将来の糧になる!」

そう子供と自分自身に言い聞かせて、「志望校合格」という唯一のフックを頼りに二人三脚で立ち向かいます。

やがて受験が近づき、なんとかがんばり続けてきた子供の姿に

「いままで勉強しなかった子がこんなに頑張ってる」

と成長を感じるのもまた事実。

そう、このまま目標へ向かって・・・という期待を込めて。

…ところがその反動が、高校合格という目的の喪失ともに「堕落」という答えを出すのです。

俗にいう、燃え尽きですね。

しばらくしても勉強を始めない。

中学生以下の勉強量になり下がる。

そのままズルズル高2を過ぎ、高3生になり再び「進路」と直面してあることに気付くのです。


「やべ、なにもしてない」

しかし、失ったものがあまりにも大きすぎて、もう取り戻す意欲がわかない。
なぜなら勉強を一度放棄した身にとって、それをまた再燃させるエネルギーは莫大なものになります。

失ってしまった壮大な2年間を取り戻すエネルギー。

それが高3生の最後の爆発的な学習時間だとも言えます。
 
 

目標実現のプロセスをともに歩もう


最も大切なのは受験期ですか?

勉強としてドラマチックなクライマックスを迎えているのは、たしかに受験期です。

しかし、高校から大学という視点で見れば、その中で最も注目すべき時期は、中3から高1、高2へかけてだということが分かるのではないでしょうか。


クライマックスだけでドラマは作れますか?

一番の盛り上がりで視聴者を泣かせるのか、笑わせるのか、それとも感動させるのか、いずれにしてもそれまでの伏線があって初めてドラマは成立します。

受験というドラマも、高校受験から大学受験へのプロセス期間である「高1、高2」でしっかり目標への伏線を張ったか、それとも適当にストーリーを進めたかで、劇的に最後の展開が変わってくるもの。


目標を実現するためのプロセス

それは辛い戦いが終わったあとにこそ、築き上げるべきものです。

 

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