前回のつづきになります。
感覚特性は、感じ方の傾向や、その感覚に伴う行動パターンにより、以下のように分類されます。
・感覚過敏:刺激に対し過剰に反応すること
・感覚回避:刺激への過剰な反応に対して不快感を伴い、その状況を回避する行動をとること
・感覚鈍麻(低登録):刺激に対し反応が弱いこと
・感覚探求:刺激に対する反応が弱いために、強い刺激を求める行動をすること
つまり、
感覚への感じ方には、敏感すぎること(感覚過敏)、鈍感すぎること(感覚鈍麻)があり、その反応への対処行動として、感覚回避と感覚探求があるのです。
例えば、
天候の変化に過敏な方では、気圧の変化や急な温度変化で、気分の不安定さや自律神経失調症状が出現することがあります。
そのため、天候が不安定な日には、回避行動として、外出が難しくなったり、学校や仕事を休まれることもあります。
一方、鈍感な方では、季節外れな格好(夏に厚着、冬に半袖など)をされる方もいらっしゃいます。
こういった、回避行動や、感覚への探求行動が、時には、こだわり行動に発展することが少なくありません。
名駅さこうメンタルクリニック
丹羽亮平
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