感覚特性(感覚過敏 ・感覚回避 ・感覚鈍麻・感覚探求)〇 | 大人と子ども こころの専門医ブログ〜名駅さこうメンタルクリニック

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『名駅さこうメンタルクリニック』
名古屋駅近くの精神科・心療内科です。
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日々の診療など徒然にブログを書きます。
ゆっくりお付き合いください。

前回のつづきになります。

 

感覚過敏や鈍麻などの感覚特性

 

感覚特性は、感じ方の傾向や、その感覚に伴う行動パターンにより、以下のように分類されます。

 

 

 

 

・感覚過敏:刺激に対し過剰に反応すること

 

・感覚回避:刺激への過剰な反応に対して不快感を伴い、その状況を回避する行動をとること

 

・感覚鈍麻(低登録):刺激に対し反応が弱いこと

 

・感覚探求:刺激に対する反応が弱いために、強い刺激を求める行動をすること

 

 

つまり、

感覚への感じ方には、敏感すぎること(感覚過敏)、鈍感すぎること(感覚鈍麻)があり、その反応への対処行動として、感覚回避と感覚探求があるのです。

 

 

 

 

例えば、

 

 天候の変化に過敏な方では、気圧の変化や急な温度変化で、気分の不安定さや自律神経失調症状が出現することがあります。

 

 そのため、天候が不安定な日には、回避行動として、外出が難しくなったり、学校や仕事を休まれることもあります。

 

 

 

一方、鈍感な方では、季節外れな格好(夏に厚着、冬に半袖など)をされる方もいらっしゃいます。

 

 

 

こういった、回避行動や、感覚への探求行動が、時には、こだわり行動に発展することが少なくありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

名駅さこうメンタルクリニック

丹羽亮平

 

 

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