彼氏のフェイスブックのシンガポールの空港での写真が好き。
彼氏がシンガポールの海外勤務を終え、日本に転勤の日、
シンガポールの空港に、
男友達(彼氏と同じように、色々な国からシンガポールに駐在していた外国人)が10人くらい、彼氏を見送りにきていた。
代わる代わる、何枚も写真を撮っていた。
笑顔のみんな。
肩を組んだり、ふざけて彼氏をみんなでかついで笑ったり。
あんなに沢山の友達に見送られる彼氏って素敵だな。
それから彼氏は日本に来てすぐ、
最初は筑波だったんだけど、
またまた外国人コミュニティのみんなが彼氏を受け入れて、
日本に来てすぐ、みんなで海に行っている写真がある。
色々な国々の外国人コミュニティの中で、
楽しそうにビーチで遊ぶ、
今より少し若い彼氏。
日本の大雪にはしゃぐ彼氏の写真も好き。
彼氏は今は都心の会社にいる。
「東京にも外国人コミュニティはあるから、また東京でも沢山お友達ができたらいいね。」
って言ったら、
「新しい友達はいらないよ。
筑波のみんなでいい。
一生、あのみんなでいい。
日本に来た時からずっと仲良くしてくれて、
日本語を教えてくれたり、
家具をくれたり、
家電を直してくれたり。
わからない日本語の手続きも、日本語が得意な誰かがやってくれたり。」
素敵だな。
大変なこともある海外生活、
「一生、あのお友達でいい」
って思える友達がいてくれるのって。
私は海外生活が辛かったから、
なおさらお友達に囲まれて過ごす彼氏がうらやましいし、
素敵だと思う。
今でも週末の彼氏とのデート中にも、ビデオ通話をしてくる彼氏の友達たち。
「今日は筑波にこないのー!?」
「いや、今週は東京でメイと過ごすから。」
「メイも筑波に来てよー!
…あ、メイ!
女友達がいたら、ぜひご一緒に(笑)」
楽しいけど、
彼らの定番は、誰かの家のガレージやら、河原で
バーベキューなんだよね。
日本の住宅街や河原で迷惑じゃないのかなぁと思うけど、そこには日本人のオッチャンも混ざっていたり、それなりに溶け込んでいる
でもガレージでバーベキューなんて夜は冷えるし、彼らは夜通し飲むし、
やっぱり男同士、ワイワイしたいんだろうなって。
(↑と言うと、彼の友達グループは、
「いや、男同士はつまらない。
メイ、女友達を連れてきて(笑)」
って言うんだけど。)
それにしても、
シンガポールでも、日本でも、
外国人コミュニティがあって、
みんなで迎えいれて。
キリスト教徒も、イスラム教徒も、ヒンドゥー教徒も、
みんなで楽しく飲んでいる。
(↑え。)
異国の地で、
外国人同士、
母国語が違えど助け合う、
外国人コミュニティっていいな。
ところである日の日曜日、彼氏は昼間、筑波でバーベキューだった。
「そうなんだ、ツツジのライトアップの見頃がちょうどその日までだから、あなたと一緒に見たかったな。」
と話したら、
「わかった、夜までに東京に帰るから、一緒にツツジを観に行こう。」
と。
無理だろうなと思っていた。
彼氏の筑波の外国人コミュニティ、みんなすっごいお酒飲むから、多分、彼氏も飲んじゃうね。
案の定、夕方に電話するも、彼氏の声は酔っ払っていて支離滅裂。
彼氏のお友達は電話の向こうで爆笑しながら、
「俺たちは、『飲むな、メイに怒られるぞ』って止めたんだけどな〜」
と無罪を主張
夜9時過ぎ、
酔いが冷めたのか、
彼氏から泣きそうな顔でビデオ通話がかかってきた
私が怒っていると思っているらしい。
「メイ…。
お酒飲んじゃった…、ごめんなさい。」
「いいよ
私も男とバーベキューしてお酒飲んで意識失うね」
「ダメだよ!
僕のグループに女はいない!
みんな男だよ!」
「だから、私も女はいないグループに行く。男だけだよ!😘」
「ダメだよ!」
「なんで?
あなたがしたことと、私は同じことしちゃダメなの?」
「ダメだよ!
僕は他の女と酒なんか飲まないだろ!
男だけだ!」
「だから〜私も他の女と酒なんか飲まないよ、
男とだけにする。」
「ダメだよ!」
「何であなたはしてよくて、私はダメなの〜?」
おもしろくて、酔っ払っている彼氏をからかった。
私は怒ってなんかないよ、
彼氏が日本でも、お友達に囲まれて楽しそうで良かったなと思った。
あ!
ところで、
男性が酔っ払って電話するのって、
恋しいと思う相手に電話をするらしい。
これ当たってる。
みんな酔うと、恋しいと感じた相手の声が聞きたくなる。
ちなみに昔、私をフッた日本人の元カレ、20代の時は酔っ払うと私に電話してきていた。
約8年間くらい。
あのやろう、私をフったくせに、恋しがっていやがった。
ざまあみろ。
そして
数日後…
ツツジは見事に見頃を過ぎていた。
↓これが観たかったのに、
↓これでした
「ツツジ、キレイだね〜
連れてきてくれてありがとう。」
とまた彼氏をからかったら、
罪悪感があったのか、
「メイ、
今、まだ咲いているツツジをネットで見つけたから、次のお休みの日に朝から行こう!」
と、わざわざ都心から車で1時間半もかけて、彼氏が連れて行ってくれたんだけど、
「ツツジ、キレイだね〜
連れてきてくれてありがとう。」
とまたいじったら、