今日はランチに彼氏と少しだけ会った。


師走なのに東京はポカポカ暖かったので、インドカレーの持ち帰りをして、近くの川沿いで食べることに。

まだ東京は、少し紅葉が残っているから、

外で過ごしたかった。




彼氏は

「インドカレーは、インド人経営のお店でしか食べない」

という謎のこだわりがあるらしいが、私の行きつけはネパール人経営のインドカレー屋さん。


ネパール人のお父さんとイケメン息子さんで経営されていて、私はそこのお父さんが大好きで、「お父さん」と呼んで慕っている。


(だから私は世界に何人のお父さんやお母さんがいるのか。)





ネパール人お父さんと彼氏と談笑しながら持ち帰りセットを待つ間、


一組のご家族が入ってきた。


奥様はインド人、ご主人はインド人ではない外国人で、何だか珍しい組み合わせ。


(インド人女性ってほぼインド人のご主人がいるよね。)




なぜかそちらのご主人はレストランで機嫌が悪くメニューを見ながら、


「僕は食べない。

君は一人で食え。」



何が気に入らないんだろう。


もしや、あいつも

「インドカレーはインド人経営のレストランに限る」

という謎のこだわりの持ち主なのか。




そのやりとりを聞いて、私の心はぎゅっと悲しい気持ちと同時に、

よそのご主人にイラッとした。



インド人奥様は、悲しそうにメニューを見つめながら、戸惑っている。

かわいそうだ。


小さな子供もいるのに。


あいつ、ラッキーだよな。


あれがアメリカ人妻なら、

倍で逆ギレされるぞ。


奥様が悲しそうに、ご主人に何かをつぶやいた。


おそらく

「私は食べなくていい、あなたが食べる他のレストランに行こう。」

と言ったのかな。



不機嫌に席を立つご主人の後を、


奥様は、

悲しそうに、気まずそうに、恥ずかしそうに、


子供を抱えて、アホ夫の後を追った。


本当、あいつラッキーだわ。


アメリカ人の私なら、


激辛カレーをぶっかけてやるぞ。



ネパール人お父さんと私の彼氏は談笑に夢中で、ご夫婦のやり取りに気づかず、



注文をせずにそそくさと帰っていったご家族を見て、


ネパール人お父さんは、「あれ?」と戸惑った。


レストラン側もかわいそうだよね。



私はネパール人お父さんに、

「何か夫婦ゲンカがあったみたい。レストランのせいじゃないよ。」

と短く伝えた。




私の彼氏は優しく、

持ち帰りカレーをネパール人お父さんから受け取る際に、笑顔で


「いいにおい、

おいしそう。」


と日本語で言ってくれた。


そんな優しい彼氏を見て、私は

彼氏が大好きだと思った。


こうやって何気ない日常を過ごしながら、


どんどん恋人を好きになっていくんだろうね。




逆に、あんなバカ夫といると、どんどん冷めていくんだろうな〜ゲロー





今夜は彼氏は筑波で友達集団とバーベキューの予定で、


「4時には筑波に着かないといけないから、2時には東京を出たい。」


と言いながら、



私が「やだ〜」と言うと、




優しい顔で、

「わかった。じゃあ、あと10分ね。」


と言ってくれた。




途中、彼氏の友達から電話がかかってきて、

「まだ〇〇(私の街の名前)にいるだろ!」


と突っ込まれていた。


彼氏はいつも私のところにいる、

彼氏の友達集団にそう認知されているのは嬉しかった。



私のワガママに、


「メイ、僕が行ったら怒る?」


と笑いながら聞く彼氏。





「私が怒るのと泣くの、どっちがいい?」




「断然、怒るほう。

メイが怒る顔が見たい。

かわいいから。


泣くのはダメだよ、

メイが泣くのは見たくない。」



そう言いながら彼氏は、

「行かないで〜😍」とふざける私をハグしたり、キスしてあやしてくれた。





彼氏は私のワガママで、だんだん私に冷めていったりしてね笑い泣き



気づいたら3時30分に。



ぜっっったい4時に間に合わない。



さすがに「行かないで〜😍」ゲームはやめて、彼氏を送り出した。


(↑ゲームだったのかゲロー私よ、いい加減にしろ。)




さんざん私に足止めをくらいながらも、いつも通り、曲がり角で止まって窓を開けて、手を振ってくれる彼氏。



バーベキュー楽しんできてね。

私にも、世間にも、いつも優しくて

大好きだよ。


って思った。




その後、家で昼寝だか夕寝をしながら、

「今夜は焼き魚にしようかな」なんて考えていたら、



令和の中学生集団がうちにやってきた。



「よし、今夜はみんなでうちでピザ食うか!

みんな、母ちゃんに

『今夜はメイの家でジャンクフードを食べる』

と連絡しな。




「いぇーい!」



ドミノピザが何故かブラックフライデーを未だにやっていて、安くて助かった。


Lサイズピザ3枚で、5000円弱。



かわいそうに、令和の中学生は食が細い。



「〇〇、食え!

これ以上、私を太らすな!」








その中で、ひとり、最近リストカットをした女の子がいた。


2人の女の子が、

「大丈夫だ〜!」

「生きろ〜!」

ってふざけながら、ハグをしていた。

  


そのハグをしてあげた女の子2人


(ひとりは性同一性障害で、心は男の子)も、


リストカットの経験者だって。




こうやって大好きな仲間に、


「大丈夫だよ」


「生きていこう」

ってハグしてもらうこと、 



これが一番なんだよね。




苦しい時、


ポジティブな仲間と過ごす、


最高だよ。




なんだか慌ただしい

師走の真っ暗な夜、


わいわい言いながら、

みんなでピザを食べて、


苦手なホラー映画を令和の中学生に観せられて、


楽しかった