アメリカ君の秋の海外旅行は

問題だらけ。



まずアメリカ君は飛行機で、

西海岸から東海岸のメーン州へ大学時代の友達の結婚式に出かけ、

そこで合流した男友達2人と東海岸から、ニュージャージーへ飛行機で飛び、

そこからニュージャージーからスコットランドへ飛ぶ予定だが、




「メイ!や、やばい。メーンからニュージャージーへの飛行機が大豪雨の為にキャンセルになった。滝汗





「え!?どうするの!?ポーン





「急遽レンタカーを借りて、車でニュージャージーに向かうよ。笑い泣き




飛行機がキャンセルになるほどの大豪雨なのに、車の運転は大丈夫か?滝汗



結局、ナビの3倍の時間がかかり、


アメリカ君は何とかニュージャージーからスコットランドの便に間に合った。





しかし旅行初日、


楽しそうにフェリーで出かけるも、



私とひたすらメールで話していたら、



「どうしよう!メイ!

降りる場所で降りなくて、そのままフェリーで違う島に来ちゃった!笑い泣き





「ええ!?ポーン

ご、ごめん!」





「戻りのフェリーは3時間後だ…。

フェリーは良いとして、街に戻るシャトルバスを逃しちゃうな笑い泣き。」





「ええ…滝汗






「寒くなってきたよ…。

パーカーで来ちゃったチーン





「スコットランドは寒い?確かに場所的に西海岸より寒いよね。」

※9月初旬だったけど、スコットランドは寒い秋だった。





「さっき羊毛のニット帽を買ったよ。これをかぶろう。あったかくて助かるな。」





「羊毛の帽子?見せて。

あ、これ?」







「もしくは、

こっち?」





かわいすぎ





「アメリカ君、見て見て〜😍

こんな帽子も見つけた。」



ワンコ用🐕


「僕、これ探して買うわ(笑)」



※旅行中にこんなアホなメールに付き合ってくれるアメリカ君、そのせいでやたらハプニング続出。


それにしても

しっかり者のアメリカ君だけど、


旅では手がかかるな笑い泣き


誰かさんみたい



しかもあの誰かさんは、日本の旅行だったから言語が大変だからわかるけど、


スコットランド

英語圏ですよ

笑い泣き



「今、どこにいるの?」



するとアメリカ君は自分のいる場所の地図と、

数時間前に撮った笑顔の自分のスナップショットを撮ってきた。





私はその地図を見て、

「アメリカ君、そんな遠くに来てたんだね。」




そしてアメリカ君の笑顔の写真に対して、

「アメリカ君は背が高くてモデルみたい。

ハンサムだね。


あなたが幸せそうだから、私も幸せだよ。」



と書き、


寝落ちした。


翌朝、起きたらアメリカ君は無事にホテルにたどりついてリラックスをしていて安心。




また私の昼休憩に、アメリカ君から送られてきた写真を見ながら、

ああ、昨日もらった写真もスマホに保存しようとスクロールしたら…



ビックリ



私は



私はその地図を見て、

「アメリカ君、そんな遠くに来てたんだね。」


と書いたつもりが、



「far」が「fat」になっており、


「アメリカ君、そんなに

太ってたんだね。」



と書いていた。


※アメリカ君は太ってない。


しかし寒い中、私にイキナリ「太ってたんだね」って言われたアメリカ君がかわいそう。



私は慌てて、

「今、昨日のアメリカ君の写真を保存しようとして気づいた!


私、アメリカ君に『far』と書いたつもりだったのに、

『fat』になってた!」






「Lol」




「ねえ、

私が間違えて書いたのはわかってたよね?」




そこでアメリカ君の返信、



日本語で、



「もちろん知ってましたよ。

メイは優しい人ですから。


悪いことは言えないのを知っています。」






私ね、


このメール読んだ時、


涙が出た。


嬉しかった。



翌々日はアメリカ君はハイキングに出かけるも、また私とのメール中に、

すべって、


お尻が泥だらけになって、


終始、気持ち悪いハイキングに笑い泣き





もはや私が疫病神滝汗




でもね、


私が旅行で大好きだったこと。



その国の音楽を聴くこと。


昔は海外旅行に行って、街中やレストランで流れた音楽に魅せられると、

必ず店員さんや現地の人に、


「この曲の歌手とタイトルを教えてください。」って言ってた。


そして海外のCDショップに行き、そこで探して買ってたんだ。





アメリカ君は毎日、

そこで聴いた音楽を、私に送ってくれた。


昔と違って、今はYouTube があるから便利になったよね。




スコットランドのバンドは、ギターも美しいが、

きちんと伝統の民族楽器も入れていて、



私は


スコットランドの音楽に



魅せられた。



少し辛い秋に、



胸にしみた。




しかもこの曲のタイトル、


「Far side of the world.」


世界の遠いあの場所



まさにスコットランドだね。



こんな素敵な演奏をするバンドがいるスコットランドは、とても良い国なんだろうな。

良かったら聴いてみてください、

アメリカ君が好きになったスコットランドのバンド。