7月7日の都知事選挙。過去最高の56人の候補者の争いになりましたが実質的には「小池 VS 蓮舫」という構図になるのでしょうか。これまでの圧倒的強さから今回も小池さんの当選ということになりそうですが一応お二人の星をチェックしてみました。

 

すでにチェックなさった方は苦戦なさったでしょう。私も苦戦しました。まず小池さん。

 

小池 百合子 1952年7月15日生まれ

 

P太陽=P火星/P土星(正午基準で00接近06)

 

この=はハードですが、P火星とP土星は2度差のセクスタイル(60度)ですから厳しいハードとまではいえません。しかし、都知事初当選時(2016年7月31日)にあった P太陽/P天王星=P木星(00分離09)のような強い形成は見当たりません。

 

ただ、R(リターン)2023には 太陽60天王星があり、これは選挙にはとても強い表示です。ただし、太陽/火星=海王星(00分離07)という不安要素もあります。

 

T(トランジット)では、T木星△N土星があります。この△は1回限りの形成ですから強い形成ではありませんが2日前、5日が正確ですからN土星が職業関連であれば(出生時刻が必要)当選の表示となるでしょう。

 

次に蓮舫さん。

 

蓮舫 1967年11月28日生まれ

 

P太陽/P火星=P土星(00接近28)があり、他の形成を見てもあまりパッとしません。

 

R2023では、太陽/木星=天王星があり、これは強い=です。ただ、射手座で合する太陽と火星に魚座の土星からスクエア(90度)がつくられ、太陽/土星=火星(0度45差)が成立しているとあっては当選を予想することができないのです。

 

参考のために「新月度」も見てみました。

 

新月 2024年7月6日 07時57分(新月=14蟹座23)

 

新月が11Hの蟹座から5Hの小惑星セレスに真正の衝(180度)で、両候補とも「子育て(セレス)支援」を全面的に打ち出していることが面白いですね。

 

この新月ではASC=土星/冥王星(準直接)という明瞭なハードがあります。しかし一方で、新月=火星/木星が誤差0度00の=。この=は世界共通ですが、東京のチャートでは火星と木星は10Hにありますから日本の政治にとっては良い時期です。(火星は9HにありますがMCと1度差ですから実質10Hと見ます)。

 

天王星が10Hにあり、ASCとスクエア(90度)。この形は「革新」を思わせるものです。なら、蓮舫さん? しかしこの天王星はASCと同じく=土星/冥王星を持っています。これは「革新死すべし」の表示でしょうか。MCの20牡牛座52は蓮舫さんのN土星(5牡羊座45)とセミスクエア(45度)。やはり当選を予想することができません。

 

イチョウ

 

国会での切れ味鋭い質問が印象的な蓮舫さんが個人的には好みです(笑)。しかし、国会議員と都知事は違うもの。蓮舫さんは国会議員の方が適しているように感じるのですが・・・。

 

19日、改正政治資金規正法が成立しました、新月(6月6日、21時38分、16双子座17)を見ると、ASC/木星=海王星(2H)が何と「誤差0度00の直接」です。ハーフサム事典には「財政的甘さ」と記されています。岸田首相は「大きな一歩」と言いますが、この海王星の強調は「誤魔化し」が含まれていることを明瞭に示しています。