私が毎年「夏」になると思い出すのは「終戦」と「日本航空123便墜落事故」です(齢ですね)。

 

日本航空123便事故は有名ですが2番目の被害者数となった中華航空140便墜落事故はあまり知られていないようです。先日この事故のネット上の映像を観て少々衝撃を受けました。名古屋空港にまさに着陸しようとした瞬間に異変が起きたのです。コントロールを失った同機は滑走路脇に墜落、乗員乗客271名中264名が死亡するという大惨事になりました。「日本に着いた」と多くの乗客が思ったその時、突然、命を絶たれたのです。

 

中華航空140便は1994年4月26日、現地時間16時53分(日本時間17時53分)、中正国際航空(現・台湾桃園国際航空)25N04、121E13 ー8:00 を離陸し、1994年4月26日、日本時間20時15分、名古屋空港で墜落しました。

 

この時刻で名古屋市(35N10、136E55)で作ったチャートの、、ASC(27蠍座36)の「合」冥王星(00分離20)が鮮明です。

 

IC(天底)には土星が接近し、ASC/IC=土星/冥王星の複合ハーフサム(00接近37の合)が成立。「土星ー冥王星の瞬間」を指しています。こうした厳しい表示のチャートにおいては太陽/月=木星(00分離18)も積極的な意味を持ちません(7名が救命された意味はあるようですが)。

 

この事故に先立つ「新月」を出してみました。

 

名古屋市「新月」 1994年4月11日、09時18分

 

MC(08魚座47)合 土星(誤差0度25)。そして、新月と天王星・海王星がスクエアし、新月/天王星=海王星というハーフサムをつくり、新月/天王星=MC・土星(直接)が極め付きのハードです。この新月はこの期間の「名古屋市周辺の異変」を示唆していたのです。

 

ASC/新月=ドラゴンテイル(直接)も作られていて、この事故の「ヒューマンエラー」の要素を教えています。もちろん責任の全てが機長にあるわけでもないのでしょうが。

 

現在では日本での航空機事故はほとんど考えられませんが、空の旅の前にはお茶でも飲みながら新月図でも見ていただきたいと思います。もちろんハードが強いように見えてもまず心配はありません。140便前の新月のような「極端な場合」のみ少し注意したほうがいいというだけのことです。小さな事故はたま~に起きています。

 

人間いつかは死ぬものですから死そのものは「不幸」ではありませんが、「死に方」というものはあるでしょう。