2021年11月25日の配信「大谷翔平のプログレッション」の続編です。出生データは

 

1994年7月5日、21時12分、岩手県奥州市(おうしゅうし)39N08 141E08 ASC=23水瓶座42

 

あらためて眺めてみましたが、すぐに目に飛び込んでくるのは何といっても、DSC 合 金星。とっても羨ましい(笑)。

 

このチャートのMC=太陽/木星(真正)に社会的大成が表示されていますが、太陽、水星、火星、木星、天王星にも明瞭な良いハーフサムがある全体として強いチャートです。その上で「アングル最接近星」が金星です。

 

大谷選手は2023年12月9日、ロサンゼルスを拠点とするドジャズと10年契約を締結したと発表しました。総額で約1015億円というけた外れの契約額です。

 

その日のP(プログレス)を作ってみました(P・ASC=10牡羊座43、P・MC=5山羊座52)。

 

アスペクトで簡明なのは、P・ASC △ P太陽(00接近37)。00接近37はやや遅すぎる感もありますが一応は許容範囲ですし、全体をチェックしてみなくてはなりません。

 

PーPのハーフサムでは、P・MC/P太陽=P天王星(真正)、P・ASC/P木星=P天王星(直接、真正)という2つのP天王星への=が強力です。天王星をモダン流に「ASCルーラー」と見ればいっそう強さが目立ちます。

 

PーNのハーフサムでは、P金星=N・MC/N太陽(00接近04、直接)が華麗な=。一般にP金星は強い指標とはいえませんが、この場合はMCと(スポーツ選手にとって重要な)5Hの太陽との中間点であり、かつ、P太陽とP金星が45度(誤差0度14)ですからP太陽も同時に=N・MC/N太陽になります。これは「自家中毒」ですが「P金星と組んで」いますからセットで強いP形成となるのです。

 

ただし私が面白いと感じたのは「P月の00蟹座03」のほう。この月は記録的達成・極限の達成を意味する「N木星/N冥王星」に00接近07の=。実は大谷選手はNに「水星=木星/冥王星」を持っています。契約発表の少し前にP月はこのN水星(29双子座29)を横切り(水星=契約)、N木星/N冥王星への真正のタイミングで発表された、という形です。

 

さらに驚くべきは、P月の蟹座0度は大谷選手のNの5Hカスプ・00蟹座27と合!これ自体は強い表示ではありませんがP月が=N木星/N冥王星を持っているのですから「強い示唆」です。

 

なお、結婚は上記のP金星=N・MC/N太陽で十分な表示になっていますが、P・ASC/P・MC=N金星(00接近08)も決定的な表示です。DSCにあるN金星にPしたASCとMCの中間点(23水瓶座18)が180度で=。これぞ「金星の時」でしょう。もちろんこのN金星は8Hルーラーですから退役後に支払われるという多額の契約残金の意味も含まれているのでしょう。

 

で、蟹座0度って、なに? 

 

結婚(家庭を持つ)ということ? お金が貯まちゃうということ?

 

わかりません(笑)

 

また、技術的なことを指摘すれば、大谷選手は今29才ですが、31才でP冥王星が留(S・ステーション)します。P上のSは「変わり目」の意味ですがP冥王星のSは最も不鮮明なSです。なぜならP冥王星はSに近づくほど動きが遅くなり、Sの何日(何年)も前からほとんど停止状態です。大谷選手のP冥王星は25蠍座17でSしたあと50日(50年間)も蠍座25度台ですからほとんど恒星状態です。とはいえ「S」には変わりはないのですから何かがゆっくりと変わるのかもしれません。

 

悪いことは考えられません。Nを見ても、Pを見ても心配が見えませんから野球と同時に何かの事業を始めるといったことになるのでしょうか。若くて才能があり、ヒーローで、資産家で、健康で、イケメンで、別嬪さんと結婚。これ以上の幸福はいらないと思うのですが、本人はまた違うんでしょうね。

 

なお、専属通訳、水原一平氏(1984年12月31日生まれ)の違法賭博問題ですが、水原氏の共に蠍座にあるN土星とN冥王星の正午時点の中間点14蠍座29は大谷選手のN水星29双子座29に誤差0度00の135度(セスキコードレート)です。双子座の水星は「通訳」です。大谷選手が占星術師だったら水原氏を選任することはなかったでしょう。