文芸春秋の新年特大号に「雅子さま還暦・内なる戦いの30年」という記事がありました。それによれば、今年6月17日~23日のインドネシア訪問は国際親善のための外国訪問としては約21年ぶりであるとのこと。この数字を目にして少し驚きました。そうだったのですね。P(プログレス)2023年6月17日を出して見ました。

 

雅子皇后 N 1963年12月9日、22時37分、東京。ASC=06乙女座28

 

出して見ると、ハードもあり、難しいPです。P月は2H、04射手座11にあってN・IC(03射手座36)を横切った直後であり、射手座というサインの性質と、MCーICラインとの接触で「表示」にはなっていますが、21年ぶりという重大な事実の説明にはなっていません。

 

P木星△N太陽(00接近57)

 

これしか考えられません。この強力な長期形成が1度未満に入った直後のご訪問でした。一部では外惑星の遅い動きでは有効にP

の判断ができないとする考え方もありますが、外惑星の遅い速度は遅いがゆえに長期の運を作るという独自の意味があるのですから、ソーラーアークのように1度前後動かすというような方法ではなく、遅い進度をそのまま使用してほしいのです。遅くとも、Pチャートの中では速い感受点とのアスペクトやハーフサムも作られます。

 

さて、2023年も終わろうとしています。私にとっては、5月、東京代々木でレッスンを開始してからアッというまの1年間でした。来年からは録画配信を行う予定です。髪に白いものが増えましたが、レッスン参加の皆様はすでにご承知ですが私の講義はかなり自由奔放です。偉い先生方に対する技術的な批判もしています。もちろんたんなる批判ではなく、私の見解や経験をお話ししています。

 

どうぞ良いお正月をお迎えください。そして、来年もまた工藤明彦占星学教室をご愛顧、ご支援いただければと願っています。