1999年11月13日に発生した名古屋市西区主婦殺害事件の犯人が逮捕されたというニュースは私をとても驚かせました。この事件は長年未解決殺人事件に関心を持ちつづけてきた私にとって忘れられない事件でした。
白昼、幼い子供と二人だけの住居に何者かが現れ主婦を刃物で殺害。何物も盗らず、出血し、生々しい足跡を残して逃走。死亡した母を知らずに2歳男児がひとりで遊んでいたといいます。犯人は中年女で血液型はB型、24センチの靴跡。傷口を抑えながら徒歩で逃走、近所の公園で手を洗っているような姿も目撃されています。
しかし、これだけわかっていながら犯人を検挙できない。私はそのことにいら立ち、「警察は何をやっているんだ! バカヤロー! 税金返せ!」と心の中で激怒したものです。
永久に未解決と思っていましたが犯人が逮捕されて本当に良かった。近年では2004年に起きた廿日市女子高生殺害事件の犯人が2018年に逮捕されましたが、殺人事件の時効撤廃(2010年)は必要だったのです。そもそも人を殺して十数年間逃げとおせば罪を問わないという法律がおかしかったのです。
さて名古屋市主婦殺害事件の被害者は高羽奈美子さん(当時32才)。夫の悟さん(69才)が現場となったマンションを事件以来住むこともなく借り続けてきたことは有名です。犯人は悟さんの同級生だった安福久美子(69)。
これから解明されていくでしょうが、この事件の最大の謎は動機でした。物盗りでもない、被害者は普通の主婦で周囲とのトラブルも聞かない。それではこの犯人は、なぜ、何のために、このような凶暴な犯行を行ったのか。その女の異常な心理を想像してみてゾッとしたものです。安福は「美奈子さんには申し訳なかった」と言っているようですが、もしその気持ちに少しでも真実があるとしたら、そのように感じられる心を持っていてなぜあんなことができたのか。それとも、あの当時はおかしかった、ということなのか。
事件は14時半ころ発覚しましたが警察は正午~13時00分に事件が発生したと見ていました。私は占星術の観点から12時16分のチャートを立ててみました。
1999年11月13日、12時16分、名古屋市(ASC=12水瓶座51)
このチャートのポイント
① 基調としての土星□天王星(真正)の天王星とASCを「合」としています。したがって、ASC□土星ともなり、ASC/天王星=土星というハーフサムも成立しています。ASCに合している天王星が「犯人」です。
② MC=太陽/冥王星(直接、誤差00度01)。このチャートでは山羊座の月がMCに45度(セミスクエア)しています。つまり、この月も=太陽/冥王星です。月は6Hルーラーで12Hカスプにあり火星が接近。この姿は、女性の不幸、あるいは精神疾患を思わせます。
犯人逮捕は2025年10月31日。事件からちょうど26年目になる直前の逮捕でした。上記、事件のチャートをNとし、P・2025年10月31日を求めてみました。こういう見方が有効かどうか、とにかくやってみなくてはわかりません。
簡明な表示があるとまでは言えませんが、Pチャートでは射手座29度で月「合」ジュノー(正確)があり、これは「権利の主張(ジュノー)」の勝利ともいえそうな表示ですが最大の表示は、
P太陽 16射手座33
P・MC 23射手座51
P 月 29射手座07
の 射手座における MC=太陽/月(直接にして合)の強烈な表示です。MCは「社会と公共」、射手座は「理想とオープン性」の象徴です。その射手座のルーラー木星はPの9H(司法)ルーラーで、1H、25牡羊座14からP・MCとP月の中間点26射手座29に対して01分離15の△(トライン・120度)です。おそらく、正確に△がつくられたとき、9月半ばころに正義(木星)が達成されることを警察は確信したのではないでしょうか。
以上は私の仮定「12時16分」による解析です。実際はどうかわかりませんが、この時刻が重要な瞬間であった、そう感じています。
これから捜査は動機解明に向かうことになりますが、安福が「狂っていたときの動機」をどのように供述するのか、重い気持ちで待とうと思います。
高羽さん、良かったですね。犯人も動機もわからずじまいではたまりません。これで奈美子さんに良い報告ができますね。
了