先日19日、私の娘に主任試験合格の報告が下りました。ここ数年毎年受け続けてやっとの合格でした。私の娘は公務員です。3人の育児をしながら仕事をし、その上での試験でした。これからは主任手当もいただけるでしょうが重要なのは収入ではありません。「主任という社会的立場を得た」ということです。

 

星を見てみました。

 

外惑星T(トランジット)は形成を見せていません。T木星が良い形成をつくっていそうですが、T木星はアスペクトもハーフサムも良い形成をつくっていません。やはり、トランジットは”備考”なのです。

 

P(プログレス)に簡明な表示がありました。

 

P・MC=N太陽/N月(直接) 00接近22

 

娘のN太陽(12乙女座51)とN月(09牡羊座58)の中間点(ハーフサム直接点)が「26双子座25」。これに対してP(進行)してきたMC(天頂)が「26双子座03」に来ていたのです。

 

ハーフサム事典21Pの「太陽/月=MC」のところには「社会で自己確立をしようとする意識と努力、公共的な仕事」とあります。娘は公共的な仕事をしていて主任試験は社会的な自己確立ですからピッタリといえます。

 

今後の運を知るためにはセカンダリーディレクションを調べてみましょう。ある時期を点として評価するだけではなく、少し過去から少し未来まで4、5年の流れとして見ることがベストです。

 

ハーフサムのP形成は「直接」(準直接)が重要で、間接=は中程度、あるいは、ほとんど問題にしなくてもいいようなものもあります。いくつかの形成が同時につくられていることが多く、これがPの難しさですが肝心なことは「根(N)の強さ」です。根が強ければハードなPも将来の幸運につながることが多いのです。鉄は打たれることで強い鋼になるのです。

 

 

 

 



天王星の調和は「予期しない幸運をもたらす」とされます。しかし、T天王星の調和(60度、120度)自体は長期的視点に立てば頻繁につくられます。そして、そのたびに予期しない幸運が訪れることなどないことは経験によっても確かめられます。

 

天王星は唯一、縦に自転している「異常な惑星」です。

 

私は天王星の調和は心情の幸福観や愛情面の幸福に貢献しないと感じています。たしかに天王星に関わる幸運というものはあります。しかしそれは「幸運」であって「幸福」とは違うと感じているのです。

 

たとえば、私のNには水星△天王星があります。この△は私の知的強味を表しているのかもしれませんが、この△の幸福というものを私は特に感じてはいません。存在していて、この機能からもたらされる幸福というもはありますが、この△自体から直接に心情的な幸福を感じることはないのです。

 

天王星の調和というものは「能力」、または「形」としての強みの意味であるように思われます。そして、ときに芸術的な喜びに貢献することはあっても心情的幸福や愛情面の幸福に貢献することはとても少ないような気がします。

 

調和であっても天王星は愛情問題に貢献しない。単純にいってしまえば天王星と愛情は反りが合わないのです。

 

私の母にはN太陽~N土星~N天王星の「火象のGトライン」がありました。120度で結ばれた調和ですが、ハーフサムで見れば、N天王星=N太陽/N土星の準直接。天王星は10Hルーラーで母は離婚しています。これが母の「結婚生活の形(帰着)」です。

 

しかし母は結婚したこと自体を後悔していませんでした。それは子供ができたためですが、天王星が幸福感を意味しないということと反対の意味、天王星自体は不幸感をつくらないということにも関係しているように思われます。

 

天王星の調和は能力と形の強味で、心情的な幸福感をつくらない。天王星のハード(ハーフサムを含む)は「形の課題」を表示する。しかし幸福感を直接破壊するものではな。つまり、天王星は心情を反映しない、心情を感知しない。示すのは形の独自性、特異性である。そう感じるのです。

 

私はN太陽(牡羊座)□N天王星(6H)を持っていますが、この□から不幸を感じたことがありません。この□は私の妥協しない性質の表示で、その結果を私は経験していますが不幸と感じたことがないのです。天王星は心情にタッチしないのです。

 

天王星は多くの女性にとって試練の媒介になるものです。女性の育児、家庭の幸福には「安定」が必要ですが天王星はそれを乱す要素になるからです。

 

職業を持った女性には天王星の調和が役立ちます。それは能力を意味し「形が整えられる」ことを意味するからです。それでも愛情問題では天王星の調和は原則役に立ちません。私の母の天王星△土星などは実質「不調座」であり、△太陽もやや怪しい。天王星=太陽/土星となってはハッキリとハードです。

 

つまりは、P太陽△N天王星、T天王星△N太陽などで愛情関係の発生を期待することはできないのです。この2つの意味は「新展開」であり、才能の発揮、形の前進ではあっても、「愛の喜び」ではないのです。愛の喜びは常に金星と木星の担当です。そして「心情の苦しみ」には常に土星が関与します。

 

 





2025年のノーベル平和賞にベネズエラの野党指導者のマリア・コリーナ・マチャド氏が選ばれました。「ベネズエラの民主化運動に尽力した」ことが認められました。この授賞はベネズエラの状況に世界の人々の目を向けさせることにもなるでしょう。

 

南米ベネズエラとアメリカの緊張はすでに報道されていますが、ベネズエラ経済は低迷し、独裁政権のもと難百万人もの難民が発生しているといいますから国家として異状です。マチャド氏は2024年の大統領選挙で弾圧を受け立候補ができず、3人の子供は殺害予告をを受け海外に亡命しているといいますから、まさに民主主義は死んでいます。

 

そんな中での受賞でした。

 

マリア・コリーナ・マチャド 

 

1967年10月7日 ベネズエラ・カラカス(10N30 066W56 +4:00)

 

正午時点の太陽が13天秤座41で、18射手座51の火星とセクスタイル(60度)です。

 

天秤座はプライベートでは穏やかですが政治的にはしばしば強硬になる星座。射手座は「良い射手座」であれば高い理想を目指す性質です。マチャード氏のこのセクスタイルは彼女の決然たる理想への尽力をよく表しています。

 

一方、大統領のニコラス・マドゥロ。1962年11月23日、21時33分 カラカス ASC=21蟹座22

 

太陽が射手座、月が天秤座で、マチャド氏に似ており、このチャートで独裁か? とも感じますが、この出生時刻はアストロデータバンクで信頼性「C」ですから信用できません。

 

また、2025年と2026年のベネズエラ春分図を見てみました。「アメリカと戦争か?」などと一部でいわれていますが、2つの春分図は戦争が起きるようなチャートには見えません。そもそも今のベネズエラにアメリカと戦争する余力はありません。それをしたらマドゥロ大統領は本当の大馬鹿野郎です。

 

ベネズエラの最善の道はオスロに表れたマチャド氏が指摘したように「民主化し、各国の援助を受けられるような国家になること」です。それはもちろんアメリカの属国になるということではなく、真の民主主義が確立された国という意味です。

 

マチャド氏がその担い手になれるか。時刻不明では判断できませんが、正午時点のN月が06射手座57、N火星が18射手座51、両者の中間点が「12射手座54」。これに対してP太陽が「11射手座59」。強烈な「射手座の形成」です。この「合」は既に過ぎたのか、それとも今後なのか。ベネズエラを見ていこうと思います。

 

マチャド氏は素晴らしい女性です。独裁国家では異議の表明すら命がけです。一方我が国では政治資金を使ってキャバクラで企業からの相談を受ける議員が出ました。

 

レベルが違います。

 

 





11月22日の代々木レッスンのテーマは「10ハウス」でした。

 

10Hは職業運、結婚運、つまり「社会運」です。その講座の中で「10Hルーラーがあるサイン(星座)は結婚観のタイプを示す」とお話ししました。もちろん職業観のタイプでもあります。

 

わたくし工藤はMCが蠍座、ゆえにルーラー(主星)は火星、火星は牡牛座にありますので私の職業観・結婚観は「一貫性、持続性」にあります。自分の方向は占星術1本でしたし、師は門馬ひとりでした。結婚するときは「この人となら永く一緒に暮らせそうだ」と感じて決断しました。その成り行きはルーラーが持っている形成に表示されますが、それとは別に、ルーラーのサインがそのハウスの”観”のタイプを示唆しているのです。

 

2Hは金銭観、4Hは家庭観、7Hは対人観。

 

私の娘はASC獅子座ですからDSC(7Hカスプ)は水瓶座。ルーラー天王星は射手座にあります。別れた前夫と子供たちを自由に会わせています。こだわりがない。しかも父親である私の目には別れ方も、とても簡単(笑)。

 

ASC射手座は基本的に「独身志向」、しかし、7Hルーラー、10Hルーラーの射手座も独身志向です。その背後には自由を謳歌したいという衝動があるのです。

 

7H、10Hルーラーが牡牛座であれば「世間の常識に従うタイプ」になります。私は7Hルーラーが射手座で独身志向、10Hルーラーが牡牛座で「常識に従う」。結婚に向かない人間なのに永続性を見据えながら結婚したのです。この複合性が人間の人間たる所以です。

 

10Hルーラーのサインの結婚観とはどういうものか、ごく簡単に記すと以下のようになるでしょうか。

 

牡羊座

結婚は自己を高めるためのもの。(ただし主導権を取ろうとする傾向があり、トラブルの原因になります)

 

牡牛座

生涯添い続けたい。浮気はしない。許さない。

 

双子座

楽しく会話が続けられる夫婦でありたい。お互い若くあり続けたい。浮気は場合によっては許します。

 

蟹座

親も子供も、一族全員が大事。特に子供が大事。守るし、守られたい。ご先祖に感謝の気持ちを忘れずに。

 

獅子座

楽しさを共有できる家族でありたい。家族でバーベキューをしたい。ディズニーランドに行きたい。

 

乙女座

互いの夫婦の責任を全うし、静かで安心できる関係でありたい。

 

天秤座

夫婦の関係が第一。夫婦仲良くしてこその家庭の幸福。

 

蠍座

深く愛しあいたい。死ぬまで一緒。言葉より一緒にいるということが大切。浮気は許さない。

 

射手座

互いの自由と知性を尊重しあいたい。魅力を感じなくなったら、拘束したら、サヨウナラ。

 

山羊座

一緒に苦労したい。贅沢はいらない。誠実さが全て。

 

水瓶座

常に会話を絶やさず相互理解を第一に。古い社会通念に縛られず自分たちだけの幸福観をつくっていきたい。

 

魚座

言葉がなくてもわかりあえる関係でいたい。どんなことがあっても最後まで相手の味方であり続けたい、あり続けてほしい。

 

 





11月26日午後に発生した香港の高層住宅群の火災は28日朝に死者94人以上、行方不明300人以上という大惨事になっています。出火原因はまだ不明ですが甚大な被害の背後には日本の高層マンションに比べると不備な建物の構造の問題があるようです。それにしても猛烈な火災で今も取り残されている人がいるといいます。

 

出火とされる時刻でチャートを出してみました。

 

2025年11月26日 14時51分 香港(22N17 114E09)ー8:00 ASC=16牡羊座16

 

ひとめ、目立つ形成がありません。実際このチャートに悲劇的な要素が色濃く投影されているとはいえません。大惨事が常に激しい表示を伴うとは限らないようです。それでも象徴的な形成はあるもので、このチャートでは4Hルーラー月の土星とのセミスクエア(45度)が主要な象徴です。月は水瓶座にあり、ドライ(乾燥)な性質です。

 

4Hに木星があります。住宅を象徴する4Hに幸運の星・木星があり、木星は金星、土星とでGトライン(大三角)をつくっています。ただ、T木星△T土星は先月30日に誤差1度未満になりましたが、私はこの△を良いものと感じることができませんでした。

 

土星の△は幸運ではない

 

そのことは今回の大火災が金星、木星、土星のGトラインのタイミングで発生したことでも証明されているように思うのです。

 

木星は蟹座にあり、射手座の太陽と火星のハーフサム(10射手座02)に=(誤差0度15)。これが火の手が急速に拡大した表示のようです。射手座は木星がルーラーですから木星と太陽・火星は強い連携を持っています。そして射手座は「高層」です。

 

他にもいくつものハーフサム形成がありますが、このチャートの基調はやはり木星のようです。

 

被害者の方々のご冥福を祈ります。そして香港が大火災となった真の原因を解明し適切な手段を講じることを願っています。

 

 

 

 

 


「台湾に有事が起きれば、それは日本の有事になり得る」とした高市首相の発言は従来からの政治姿勢の延長であり、それ自体は「あらゆる可能性、最悪の事態も考えておく必要がある」という至極まっとうな姿勢といえます。ただしこの問題はさまざまな要素がからみ意見が分かれて当然です。

 

台湾有事、つまり中国による武力侵攻があるかどうか。この判断には台湾の(信頼性のある)始原図が必要で、それを承知しない私はとても台湾の春分図だけで考えてみる気にはなれません。そもそも日本は台湾を正式な国家とは認めていません。他の国々と同様、中国という大国との関係の必要のために「切った」形です。切った国家の有事に日本は備えると発言し中国の怒りを買うとはおかしな風景です。ただし中国もずいぶん神経質ですね。笑って見過ごすことができないのは国内事情なのでしょうか。

 

さて、高市首相と中国の始原図を比較してみました。

 

高市早苗 1961年3月7日 05時00分 奈良市 ASC=16水瓶座15

 

中華人民共和国 1949年10月1日 15時15分 北京(39N55 116E25)-8:00 ASC=05水瓶座56

 

中国の建国は毛沢東が天安門広場で建国宣言した1949年10月1日で式典は午後3時からとされていますから、ニコラス・キャンピオン氏の「15時15分」を採用しました。ただし、時刻の検証はまだしていません。

 

高市氏の7H天王星と中国の太陽が誤差00度03のセミスクエア(45度)、高市氏のASCと中国の7Hの火星と冥王星の中間点(ハーフサム直接点)が誤差0度00のオポジション(180度)という強烈なハード。これは他に強い調和があっても仲良くなることは不可能な激しい不和です。

 

高市首相も中国も国家運営という大義を背負っていますので無茶はしないと思いますが、占星術的にはこの不和がどのような展開を見せるか、興味ある視点です。中国の怒りの余波を受けている方々には申し訳ないのですが。

 

 

 


安福久美子が「悟さんの女性や子育てに関する考えが嫌い」などと供述していると目にしましたが、それが本当なら何を言っているのかと神経を疑います。発言の自由は憲法に保障されていますが何でも言ってよいというものではありません。「言える立場か」ということを考えなくてはならないはずです。

 

さて高羽悟さんは妻を犯罪によって奪われましたが、私は「妻を失う」ということはどういうことなのかを考えていて、ひとりの評論家を思い出しました。

 

文芸評論家 江藤淳氏 1932年12月25日生まれ

 

若い読者の方には馴染みのない名前と思いますが、昔はテレビにも出演していた日本を代表する評論家です。

 

江藤氏は1998年11月7日奥様を癌で奪われました。その後体調を崩し、翌1999年7月21日、66才の自らの命を絶ちました。「身体の苦痛堪えがたく、今の自分は形骸に過ぎぬ。形骸を断つ」という遺書を残して。

 

私は江藤氏の著書は何も読んでいませんが、江藤氏の入院中の奥様との向き合い方を「文芸春秋 昭和・平成・令和傑作選」の中の「妻と私 江藤淳 ~41年間連れ添った愛妻への鎮魂歌~」で知り、たいへん感銘を受けました。慶應義塾大学の同級生だった奥様との間に子供はなく愛犬がお二人の家族でした。雑誌には庭でくつろぐお二人の仲睦まじいお姿がありました。

 

江藤氏が自ら命を絶った時のP(プログレス)には

 

P太陽 180 N海王星(00分離31)

 

P太陽 180 P火星(00接近14)

 

がつくられていました(誤差は正午基準)。

 

後者が厳しい行為の表示ですが、前者が奥様を亡くされたこと、その後の「消耗」を表示しています。江藤氏は奥様を亡くされたあと体調を崩し、急速にお元気がなくなったといいます。N海王星へのP太陽のコンタクトこそが長年の連れあいを奪われ、生きていくエネルギーをなくされたことの表示なのでしょう。そして、この形成は同時に、江藤氏が奥様を深く愛していらっしゃったことの証明なのです。

 

 





1999年11月13日に発生した名古屋市西区主婦殺害事件の犯人が逮捕されたというニュースは私をとても驚かせました。この事件は長年未解決殺人事件に関心を持ちつづけてきた私にとって忘れられない事件でした。

 

白昼、幼い子供と二人だけの住居に何者かが現れ主婦を刃物で殺害。何物も盗らず、出血し、生々しい足跡を残して逃走。死亡した母を知らずに2歳男児がひとりで遊んでいたといいます。犯人は中年女で血液型はB型、24センチの靴跡。傷口を抑えながら徒歩で逃走、近所の公園で手を洗っているような姿も目撃されています。

 

しかし、これだけわかっていながら犯人を検挙できない。私はそのことにいら立ち、「警察は何をやっているんだ! バカヤロー! 税金返せ!」と心の中で激怒したものです。

 

永久に未解決と思っていましたが犯人が逮捕されて本当に良かった。近年では2004年に起きた廿日市女子高生殺害事件の犯人が2018年に逮捕されましたが、殺人事件の時効撤廃(2010年)は必要だったのです。そもそも人を殺して十数年間逃げとおせば罪を問わないという法律がおかしかったのです。

 

さて名古屋市主婦殺害事件の被害者は高羽奈美子さん(当時32才)。夫の悟さん(69才)が現場となったマンションを事件以来住むこともなく借り続けてきたことは有名です。犯人は悟さんの同級生だった安福久美子(69)。

 

これから解明されていくでしょうが、この事件の最大の謎は動機でした。物盗りでもない、被害者は普通の主婦で周囲とのトラブルも聞かない。それではこの犯人は、なぜ、何のために、このような凶暴な犯行を行ったのか。その女の異常な心理を想像してみてゾッとしたものです。安福は「美奈子さんには申し訳なかった」と言っているようですが、もしその気持ちに少しでも真実があるとしたら、そのように感じられる心を持っていてなぜあんなことができたのか。それとも、あの当時はおかしかった、ということなのか。

 

事件は14時半ころ発覚しましたが警察は正午~13時00分に事件が発生したと見ていました。私は占星術の観点から12時16分のチャートを立ててみました。

 

1999年11月13日、12時16分、名古屋市(ASC=12水瓶座51)

 

このチャートのポイント

 

① 基調としての土星□天王星(真正)の天王星とASCを「合」としています。したがって、ASC□土星ともなり、ASC/天王星=土星というハーフサムも成立しています。ASCに合している天王星が「犯人」です。

 

② MC=太陽/冥王星(直接、誤差00度01)。このチャートでは山羊座の月がMCに45度(セミスクエア)しています。つまり、この月も=太陽/冥王星です。月は6Hルーラーで12Hカスプにあり火星が接近。この姿は、女性の不幸、あるいは精神疾患を思わせます。

 

犯人逮捕は2025年10月31日。事件からちょうど26年目になる直前の逮捕でした。上記、事件のチャートをNとし、P・2025年10月31日を求めてみました。こういう見方が有効かどうか、とにかくやってみなくてはわかりません。

 

簡明な表示があるとまでは言えませんが、Pチャートでは射手座29度で月「合」ジュノー(正確)があり、これは「権利の主張(ジュノー)」の勝利ともいえそうな表示ですが最大の表示は、

 

P太陽 16射手座33

P・MC 23射手座51

P 月 29射手座07

 

の 射手座における MC=太陽/月(直接にして合)の強烈な表示です。MCは「社会と公共」、射手座は「理想とオープン性」の象徴です。その射手座のルーラー木星はPの9H(司法)ルーラーで、1H、25牡羊座14からP・MCとP月の中間点26射手座29に対して01分離15の△(トライン・120度)です。おそらく、正確に△がつくられたとき、9月半ばころに正義(木星)が達成されることを警察は確信したのではないでしょうか。

 

以上は私の仮定「12時16分」による解析です。実際はどうかわかりませんが、この時刻が重要な瞬間であった、そう感じています。

 

これから捜査は動機解明に向かうことになりますが、安福が「狂っていたときの動機」をどのように供述するのか、重い気持ちで待とうと思います。

 

高羽さん、良かったですね。犯人も動機もわからずじまいではたまりません。これで奈美子さんに良い報告ができますね。

 

 





先日26日の代々木レッスンでは、水瓶座と魚座のルーラー(主星)を古典で見るべきか、モダンで見るべきかについてお話ししました。

 

解説のために使用したチャートは、今上天皇、雅子皇后、芸能界から松田聖子さん、ZARDの故・坂井泉水さん。そして、わたくし工藤、教室の運営に携わっている私の娘、レッスンメンバーKさんの計7枚でした。

 

私の結論は モダン式が妥当。

 

私はこれまでこの問題にやや曖昧でした。つまり、水瓶座と魚座のルーラーを古典・モダンの両方で考えてみてきたのです。しかし今後はモダン式に、水瓶座のルーラーは土星ではなく天王星で、魚座のルーラーは木星ではなく海王星で見ていくことに決めました

 

「どちらが妥当か」という問題は人間の複合性、チャートの複合性があって難しい判断です。たとえばの話しですが、牡羊座のルーラーを金星としても「それなりの納得」はできるものです。全てはチャートの構成の複合性ゆえの難しさです。もちろん牡羊座のルーラーが金星などというデタラメなことは理論的に成立しません。

 

古典のルーラーシップは獅子座と蟹座のルーラー、太陽と月から始まって両側の星座に順に水星→金星→火星→木星→土星と割り振る美しい対称形であり、整合性を感じさせるものです。しかし、火星を含む地球型惑星は2つのサイン(星座)のルーラーとなり、それ以外は1つのサインのルーラーとなる、というのも整合性ではあるでしょう。

 

2017年2月14日の配信「魚座のルーラーは海王星でいいのか?」で私は「魚座のルーラーは木星ではないかという感触を得た」と記しました。それほどこの問題は難関でした。しかし、ルーラーが2つあるということは異状ですからこの問題には決着をつけなくてはなりません。決着をつけなくてもほぼ正しい判断ができてしまうのが占星術の素晴らしさであり抽象性ですが。

 

皆さんの中には古典式のほうが妥当と感じられる方もいると思います。それはそれでいいのです。私は今後モダン式で一貫しようと思います。

 

 

 

 

 


19日朝、ルーブル美術館に4人組の強盗が侵入、わずか数分で9点の宝飾品が盗まれました。美術館は急遽閉館となりニュースは世界中に流れました。面白いといっては語弊がありますが占星術の視点からは興味深い事象ですのでチャートを出して見ました。

 

2025年10月19日、09時30分、フランス・パリ(48N52、002E20)時差-2:00 ASC=08蠍座18 MC=20獅子座27

 

当局の発表が「午前9時半ころ」。ただし現在のフランスは夏時間で時計を1時間進めています。私の使用しているソフトに上記日時を入力すると自動的に「CEDT (夏時間)―2:00」と出て、ASC=08蠍座18のチャートが出現します。念のため「フランス」「パリ」という文字を削除し、緯度・経度をそのままに「08時30分 ―1:00」と入力しても「ASC=08蠍座18」のチャートが出ます。ルーブル美術館の開館時刻は「9時」ですが、夏時間の時期は実際には8時、時計を1時間進めているので形式的には9時で同じということです。

 

さてこのチャート、1H蠍座の「水星 合 火星」、これが「強盗」のようです。 そして、ASC=太陽/水星・火星(直接)。ASCがこの事件の象徴とすればこの=は強盗一味の「成功」の表示になるでしょう。この=は1度ほどの「分離」ですから約5分前の9時25分ころが正確です。強盗(水星・火星)が狙ったものは何か? 90度円に変換してみると「月と金星」であることがわかります。天秤座の月と金星は宝飾品を象徴しています。

 

月/金星(04天秤座15)=火星(18蠍座30)=ASCルーラー

 

蠍座のルーラーは火星であることがこのチャートによっても立証されています

 

月と金星は11H。国家(10H)から見て2Hに該当しますから「国家の財産」です。

 

さて司法当局は犯人を捕らえることができるでしょうか? 司法の9Hには木星。しかし、この木星は=水星・火星/海王星(準直接)です。これでは難しそうです。逮捕できたとしたら私の判断ミスということになります。

 

このチャートはいろいろな点で興味深いものです。蠍座の強調は「密かに」、火星は6Hルーラーですから犯人たちは周到な準備(6H)をしていたようです。美術館は獅子座であり、そのルーラー太陽は12Hにあって=月/水星・火星(直接)。宝飾品は「見えなくなる(=12H)」ということのようです。

 

強盗という犯罪を面白そうに分析しましたが、占星術は「象徴性の術学」ですので象徴性が表れているような事件には切り込むのです。そしてそこから象徴性を読み取ります。

 

「強盗犯「窃盗犯」は水星ー火星のコンビネーションが1つの象徴です。今回の事件では「天秤座の月と金星」が宝飾品であるという見事な象徴性が表れています。