先日、目にとまった、こちらのニュース記事。
↓
英語で、複数の形容詞(修飾語)を並列する時、どの順番で並べるか、について。
この6コマ目にある図は、英語の一般的なルールとして、決まっているんですね。
英語ネイティブの方にとっては、この語順が違うと、違和感があるそうです。
…そうだったんですか
そもそも英語が苦手な私は、恥ずかしながらこんな語順なんて意識したことなかったです
さて、日本語の場合はどうでしょう。
日本語では、英語ほど厳密なルールはありません。
おおむね英語のルールと同じような傾向がある、とも言われていますが、「小さな白いカバン」でも、「白い小さなカバン」でも、そんなに違和感はないと思います。
ただ、ちょっと違和感がある場合もいくつかあります。
例えば、
・小さなピンクがかった白いカバン
・ピンクがかった白い小さなカバン
どうでしょう。
どちらかというと、二つ目の文の方が、より自然に感じませんか?
長い(複雑な)形容詞がある場合、そちらを先にする傾向があるようです。
他にも、
・きれいで白いカバン
・白くてきれいなカバン
こちらも、二つ目の文の方が、より自然に感じませんか?
並列ではあるけど、「白いからきれいだ」というような、因果関係の意味合いも含まれる場合は、日本語では「原因→結果」の語順にする傾向があるようです。
※「~て/~で」は、そもそも「理由」の意味用法もあるため、そういう理解になりやすいからかと思います。
(「日本語は難しくて、わかりません」のように)
これが、英語だと、「結果→原因」の語順になる、という説も聞きました。
(…そうなんですか?)
こういった捉え方、考え方は色々あると思いますし、他の言語でもそれぞれ特徴があるのだろうと思います。
そういうことを調査・分析することは面白いなと思います。