私の勤務校で、今年4月から新しく採用された先生が、体調不良のため、GW明けからずっとお休みしています。
3月に日本語教師養成講座を修了したばかりで、日本語教師としてはもちろん、教育職も初めてという方。
体調不良は、いつでも、誰にでも、あり得ますから、協力し合い、代講したりしてもらったりは当然のこと。
無理せず休んで、回復されますよう、祈っております。
それはそれとして。
この方はGW前、他の人に、
「思っていたのと違う」
と話していたそうです。
うん、そうですか、そうですよね。
どんな仕事でも、思っていたのと違うなんてことは、誰にでも、いくらでもありますよね。
私も、日本語教師になってそう思ったし、何なら今もそう思ってます。
それはそれとして。
この方の何が真実なのかは、わかりませんし、疑いたくはない。
ただ、可能性として。
正直、皆が「またか…」と思ったのも事実です。
実はこの学校(この業界)、この方のように「養成講座修了したばかり、日本語教育初めて」という方が勤務開始後、間もなく「体調不良」で休み、そのままフェードアウト…というパターンが度々あるのです![]()
40〜50代の立派な大人でもいました。
たった2日で来なくなった人もいました。
この方々の真実がどうなのかはわかりませんが、仮に、「思っていたのと違う」という思いがあったとして。
「思っていたのと違う」こととは、何なのか。
違うことは、色々あると思いますが。
一つ、おそらく一番大きいであろうこと。
これは、去年採用され、今もちゃんと働き続けている、日本語教育初めての先生が言っていたことです。
「養成講座では、文法の教え方や、教案の書き方とかを習った。
それが大変だと聞いてたし、確かに、それらは本当に大変。
でも、実際に働き始めてから一番大変だと思ったのは、クラスコントロール。
ルールを守らなかったり、寝てたり、教師の指示を聞かなかったり、他の学生に嫌がらせをしたりする学生がいる。
仲が悪かったり、そりが合わなかったりする学生がいる。
そういう学生達をどうやって指導していくのか。
指導しながら、どうやって授業を進めるのか。
そういうことは養成講座では習わなかった。
そこをもっと教えてほしかった。
クラスコントロールに比べたら、教案書くことなんて全然楽。」
と。
この意見には、私も本当に大いに共感しました。
そうなんです。
おそらく最も大変で、最も大切なのは、この「クラスコントロール」なんです。
これが現実なんです。
養成講座では、こういう現実をちゃんと教えるべきだと思います。
「クラスコントロールのし方」という必須科目を作るべきです。
こういう現実をしっかり教えてくれれば、事前に覚悟ができるし、こういうのは無理だと思えば、違う道に進めるし。
それだけで「思っていたのと違う」という理由ですぐ辞めてしまう人は、かなり減ると思います。
すぐに辞めてしまうのは、採用した側だけでなく、その本人にとっても、時間と労力の無駄になるだけ。
でもまあ、思っていたのと違うことは、どんな仕事にでもありますから、とりあえず3か月はやってみよう、といった気持ちになれない人は、どんな仕事も続かないかもしれません。
最初は「違う」と感じても、とりあえず続けていくうちに、克服方法がわかってきたり、色々と良い面も見えてきたりすることもありますから。
ただもちろん本当にひどい職場もあり、心身を病みそうな深刻な場合もあるので、そんな場合はもちろん一刻も早く離れなくてはいけませんが。
あくまでも、心身とも元気だけど、ただ「思っていたのと違う」という理由だけで辞める場合です。
色々な環境・状況の学校がありますが、少なくとも私の勤務校は、学生の質も、学校の体制も、人間関係も、他の学校よりかなり良い方です。
他の学校で勤務経験のある方々は、皆さんそう言ってます。
だから、この学校でダメだと思う人なら、日本語学校などの教師は向いていないと思います。
…と、こんなことを書いていると、おそろしくヤヴァイ業界のように聞こえてしまうかもしれませんが![]()
日本語教育界は確かに色々とブラックですけど、ハマればやめられない、クセツヨな面白い業界です![]()
他の仕事では決して味わえないことをたくさん経験できます。
大げさではなく、世の中の見方も変わるし、人生観も変わると思います。
その魅力を、たくさんの人に知ってもらいたいなあと思っています![]()
ですので、これから日本語教師を目指す方は、半年、いや3か月でもいいので、とりあえず頑張って続けてみてくれたらなあと願っています![]()
良い意味で、「思っていたのと違う」と思えますよ
たぶん(笑)












