正直言うと、私は政治には特別に深い関心があるわけでははありません。
支持政党もなく、個人的に応援している政治家もいません。
でも、選挙には行きます。
その時その時の各政党・各候補者の政策を見て、投票先を決めています。
そして選挙の結果、どの政党・どの政治家であっても、「決まったからには頑張ってほしい」とは思っています。
そんな程度ですし、ブログには政治的なことを書くつもりはないのですが。
(外国人政策に関しては、仕事関連なので書きますが)
今回ばかりは、ちょっと呟きたくなりました。
長い独り言です(笑)
2月8日の衆院解散総選挙。
結果は、
自民が計316議席、3分の2確保。
小選挙区8割以上の議席占有。
自民が圧勝。
高市総理が国民に信任された。
高市総理の絶大な人気を証明。
などなど、こんな数字と結論が日本中、世界中を駆け巡りました。
もちろん、議席数を見れば、その通り。
日本の選挙制度では、そう言えます。
でも。
数字は、他にもあります。
・相対得票率
選挙に行った人が投票した票のうちの、各党が得た票数。
通常、「得票率」として公表されるのは、この数字です。
・絶対得票率
有権者全体の中で、各党が得た票数。
つまり、選挙に行っていない人や無効票も含めた、全ての有権者数のうちの、各党の得票数です。
選挙に行かなかった理由は色々だと思います。
「投票したい候補者・政党がない」「投票しても無駄」だからと「行かなかった」人もいるでしょう。
投票したい政党があるのに、事情があって「行けなかった」人もいるでしょう。
でもいずれにしろ、投票していないということは、支持を表明してはいないということ。
そのため、【本当の支持率】とされる数字です。
それらもふまえて、今回の小選挙区の結果を改めて見ると。
・投票率…56.26%
・議席占有率
自民…86.2%
中道…2.4%
・相対得票率
自民…49.2%
中道…21.6%
・絶対得票率
自民…26.9%
中道…11.8%
自民の相対得票率はほぼ5割ですから、一見すれば、圧勝と言えます。
が、小選挙区制では、より多くの候補者を立てることができ、組織票も入りやすい、力のある政党が断然有利です。
少数派の党を支持していても、自分の選挙区にその党の候補者がいなければ、他の党に投票するしかない。
自民候補者に投票したからといって、自民を積極支持しているとは限らないのです。
そして、中道候補者の得票のうち、小選挙区の議席に結びつかなかった「死票」の比率は95.5%です。
絶対得票率を見ても。
全有権者のうち、自民候補に投票したのは、3割にも満たない。
なのに、議席占有率は9割に近い。
得票率は低くても、議席占有率は高くなるのです。
逆に中道候補は、得票率より議席占有率の方が低いというね…
そして参考までに、2009年総選挙の小選挙区の自民の数字は、こちら。
・議席占有率…21.33%
・相対得票率…37.91%
・絶対得票率…26.26%
絶対得票率は、今回とほぼ同じですが、議席占有率は雲泥の差です。
これが日本の選挙制度です。
ちなみに比例代表の方は政党名を書いて投票しますが、自民の得票率は36.72%。
投票した人の大半は、自民以外を選んでいるわけです。
これで自民圧勝?
さらに重要ポイントは、「自民に投票した人=高市総理を支持」とは限らない。
個人名を自由に書いて投票するわけではないのですから、これは当たり前。
(ご本人は、「私でいいのか」という名目で解散総選挙しちゃってるけど)
完全無党派。もちろん自民も支持してない。
でも他にまともな政党がない。
だから、政権をとるのが自民になるのは仕方ない。というか、嫌でも避けられない。
でも、高市氏が総理になるのは絶対に嫌だ。
という私のような人は、どうすれば良かったのでしょう…??
だから、
【全有権者のうちの3割未満が自民党に投票した】

【国民が高市総理を信任した】
という結論になっていることが、非常にモヤモヤします。
まあ、もう決まってしまったことですから、もうどうしようもないんですけどね
これが日本の選挙制度ですからね
実際、自民党や高市総理を支持している人がそれなりにいるのは事実ですしね
雰囲気に洗脳されやすい日本人…
でもちょっと呟きたくなりました(笑)
小選挙区制:得票率と議席数の乖離をHHIでみてみる(竹内幹) - エキスパート - Yahoo!ニュース
第51回衆議院議員総選挙・最高裁判所裁判官国民審査結果調(総務省HPより)
https://www.soumu.go.jp/main_content/001055230.pdf