ストーカー | ステッキ通り

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ハンディを持ちながらも仕事をしていると、「自立している」と思われがち。 でも、心は、日々、揺れています。

今月のある日、私は職場が怖くなりました。

元々、退職予定の職場ですが(仕事が見つかれば)、

怖い生徒さんを目撃してしまったからです。


花を持ってくるくらいは、仕方ない程度。

でも、追ってくる状態は、普通じゃありません。

その時の目は、私しか見えていない目でした。

走れない私は逃げられない。

とても怖かったです。

その時は、玄関付近を歩いていたのですが、

花壇に逃げ込もうと思ったくらいです。

車椅子の生徒さんが入ってこれない場所だから。

しかし、この生徒さんは、歩けると言う事実を最近知りました。


この事実を話しても上司は、大したことないと言う対応でした。

男の人には解からないのです。

女性を襲うことはあっても、襲われることは滅多にないのでしょうから。


女性は、襲われる危険性が普通にあります。

障害者なら、力の抵抗も、逃げることも、出来ない可能性が高いです。

その恐怖が解からない上司。


私に「オーバーな・・・」と言う状態でした。


私は結構、怖い思いを経験済みです。

知らない人につけられ、タクシーで逃げたり・・・

でも、上司は、滅多にないことと言う印象でした。

もし、襲われそうになった経験があったとしても、

それを他人にペラペラ話す人は、少ないでしょう。

上司は、そんな女性の心理が解からないのです。


ここでも、公務員と民間の差を感じました。

一般的な経験が浅いゆえに、機転のきく対応が出来ない。


この生徒さん、私が個人的な接触を避けているにも関わらず、

お土産を持ってくることがありました。

ご遠慮させて頂きましたが。


そして、ある日の夕方。

訓練が終わった後の廊下で、この生徒さんを見たのです。

見た瞬間、なぜか、我慢出来なくなったのです。


私の我慢が限界だったのでしょうか・・・

何かを感じたのでしょうか・・・


この職場にいると、私の精神状態は、ある日、壊れそうな気がします。