薬が効かない!?~難治性感染症 「非結核性抗酸菌症」~① | 分子栄養学のススメ

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「非結核性抗酸菌症」とは、抗酸菌(酸に強い性質を持つ菌)の中で、結核菌以外が起こす感染症をいいます。この菌は塵埃、土壌、水(飲料用水、池、噴水、温泉水、お風呂)など広く自然の中に生存しているとても身近な菌ですバイキンマン


結核菌と比べて病原性は弱く人から人へは感染しないので、従来は抵抗力の弱った高齢者(結核既往歴のある)がかかる疾患と考えられていました。


しかし、最近では健康な中高年や、30~40代女性の発症率が増加しているそうなのです。

特に日本における羅患率・有病率の高さは国際的に見ても極めて高いレベルのようですが、その理由は不明ということです。


肺が侵されるため、咳、血痰、微熱、体重減少などの症状が特徴となります。

病気の進行は比較的遅いようですが、菌の種類によっては薬が効かずに難治性の感染症としてつき合って行かなければならない場合も多いようです。


薬が効かないし他に治療法がない・・・という絶望感の中で私たちの支えになってくれるものはいったい何でしょうか?
その一つに、栄養対策があると思います。


ということで、これから数回にわたって、「非結核性抗酸菌症」の栄養対策についてお話しさせていただきます。



つづく・・・べーっだ!