原点-弱点 ④ | 分子栄養学のススメ

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分子栄養学の確立者である三石巌によって設立された会社“メグビー”のブログです。


U博土は、東京の某大学病院の院長です。


彼はある日、往診をたのまれ、寝ている老女を診察しました。


そして、レントゲン検査のために、翌日病院にくるようにとの指示をしました。


診断の結果は、軽い心臓性喘息と胃潰瘍ということになりました。


そこでU博士は手術のために入院をすすめたのでした。


この患者は、それっきり病院に姿を見せませんでした。


そして、半年後にその娘さんがU博士をたずねて、病気がなおったことを告げました。


彼はそのいきさつをたずねて、桜沢如一氏の指導による「玄米正食」がきいたことを知りました。


U博は、栄養に関する無知という弱点をつかれ、とうとう桜沢氏に傾倒することになったのです。


そして、玄米正食の解説書を書いておられます。


桜沢氏の考え方およびそれに対する批判は、私の「健康食総点検」に徹底的に論じてあ

ります。


一言でいえば、それは全く非科学的なものなのに、それが見事にU博士の弱点をついたものでした。


桜沢氏の影響はヨーロッパに及びましたが、私の訪佛にはその尻拭いの意味がありました。


栄養学上の弱点は命にかかわります。健康食品は、弱点につけこむものであってはなり

ません。









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