日本食ブームをアメリカにおこしたのは久司氏だそうです。
アメリカ式食生活でくずした体調が、日本食への切りかえてよくなる例はまれてはありません。
しかし、これをつづけていると、こんとは別の形で体調をくずします。
玄米正食を中心とする日本食が洋食より優秀だという話は成立しかねるのです。
私にいわせれば、玄米正食のメリットは、それが、食糧事情が極度に悪化したさいの切りぬけ用食生活のモデルを提供することです。
そしてまた、そこに経済性があることです。
玄米も野菜もそれほど値段の高いものではなく、しかも飽食の可能性がないからです。
食ばかりでなく、住についても衣についても、私たちはその管用を気にしないわけにはいきません。
そのときには、生活のなかみを金に還元して考えていることになります。
こういう考え方を還元主義といいます。
つづく・・・