食中毒対策 | 分子栄養学のススメ

分子栄養学のススメ

分子栄養学の確立者である三石巌によって設立された会社“メグビー”のブログです。

去年の今頃は

焼肉店でユッケを食べた人が、O-157(腸管出血性大腸菌)

による集団食中毒を引き起こし、死者が出てしまったことから

大ニュースとなっていましたよね。



それから、生肉の摂取が禁止されるような条例も制定され、

食肉業界も大打撃をうけたと思います。




今年も、

食中毒が増えてくる時期がやってきましたウイルス




一般的な対策は、

手洗い

調理器具の衛生

生食の禁止

火をしっかり通す(中心部の温度が75℃で1分以上)
食品の保存

など・・・

色々な対策が言われています。



予防法は厚生労働省のものをご参考にしてください! 



メグビーでは、

一般的な体外の対策に加えて

体内での対策もおこないます日焼け



-食中毒の栄養対策-

食中毒菌は、腸壁から体内へ侵入して感染します。

それを予防する為には、

*腸壁を正常化すること

*腸内環境を整えること
など

腸のバリアー機能うさぎ

を常日頃から高めておくことがとても重要です。



腸管粘膜のバリアー機能を強化するためには・・・

*腸粘膜の正常化
腸管の表面は厚い粘膜層におおわれており、

その粘着性によって病原性
微生物の侵入に対する物理的バリアーになっています勇者8


粘液の主成分は糖タンパクです。

この中の糖鎖に病原体がとりつくことで

上皮細胞への侵入が阻止されます。


さらに上皮細胞層内の粘液産生細胞から送り出される粘液の流れが、

侵入者を押しもどす役割をしています。

腸粘膜を強化する為に必要な栄養素は、

良質タンパク、ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンA・レシチン・カロチノイド・ミネラル(亜鉛、ヘム鉄)など!


特にビタミンAには、細胞分裂を正常に促していく働きがあり、正常な粘膜合成には必須ですくま



*腸内環境を整える

腸は、免疫の7割を担うと言われています。

腸内環境の調整には、

ルミナコイド(ペクチン、グルコマンナン、オリゴ糖など)や乳酸菌の摂取が有効です!!


「ルミナコイド」や「乳酸菌」の働き
ルミナコイドや乳酸菌は、小腸で消化吸収されずに大腸へ流入した後、

大腸管腔内でさまざまな生理作用を及ぼしたり、

腸内細菌により発酵に利用されることが明らかになっています電球

大腸流入物を腸内細菌が発酵することにより、

腸内細菌叢が好ましい状態に改善されます。





また、細菌やウイルスに万が一感染してしまっても、

食中毒の発症を抑えるためには、

「免疫力」くりぼー

を強化することが大事なのです!!



免疫力を向上させるためには・・・


免疫機能を正常に働かせる為には、
良質タンパク、ビタミンA・ビタミンB群(特にB6)・ビタミンC・ビタミンE、カロチノイド、ミネラル(亜鉛・カルシウム・マグネシウム・ヘム鉄・銅・セレン)

などの栄養素が必要ですちいさいおっさん


また、疲れやストレスをためないことや

冷え防止、十分な睡眠を摂ることも

免疫機能の向上に必要な条件なのです!!



こんな対策を合わせていきます。




しかし、不思議なことに

集団食中毒の中でも、

食中毒になる人とならない人がいますよね。


もしくは、発症しても

軽症の人と重要の人がいます。



なんでーーポカーン??


例えば、
子供の場合、免疫システムが未完成です。
また

高齢者の場合は、

老化による体の機能低下から体力・免疫力が共に低下しています。


そのため必然的に食中毒のリスクが高くなってしまいます。


しかし、それ以外の年齢でも

栄養不足

ストレス

疲労

持病で体調が悪い人は、

免疫力の低下による食中毒の発症リスクが上がります。



もちろん、食べた物の量(原因細菌の含有量)も多少影響しますが、

大きくは免疫力(遺伝的体質・その日の体調)に左右されると思います。




食中毒は原因となる細菌などを口に入れないこと!!

が一番の予防法です。


しか-し、

万が一食べてしまった場合には、自分の免疫で対応していくしかないのですはい♡



食中毒は、その時の辛い状態だけでなく

本当に怖いのは後遺症

や命を落としてしまうことがあるということ。



これからの梅雨から夏にかけての季節は、

湿度や気温の関係から

食中毒が発生しやすい時期なので、

より一層の注意が必要ですょ。





健康レベルを上げて

コンディションを整えて

食中毒を未然に防ぎましょーアンパンチ