こんにちは、ココアこと田中貴子です。

 

 

前回の京都旅日記(12月3日)の翌日は、大阪の友人Mさんと2人紅葉さんぽ。

 

 

兎年生まれの彼女とは、私のほうが半年お姉さんなんだけど、何かあっても落ち着いて対処するタイプなので、すごく安心。

 

 

頭の中に過去の京都データベースがあり、次はこれどう?と希望に合わせて考えてくれる賢さも尊敬しています。


何より、美味しいモノ大好きの直感は2人並べば、いつも間違いなし!と思えるのが楽しいです。

 

 

幾つかの候補から「鹿王院」を軸に回ろう+仏像も見たいで選んだのは、嵐電と地下鉄の1日フリー切符を利用したプランでした。

 

 

そんな便利な方法があったとは!

 

 

Mさん、教えてくれてありがとう。

 

 

京都⇒(地下鉄烏丸線)⇒烏丸御池(東西線)⇒太秦天神川(京福電気鉄道嵐山本線)嵐電天神川⇒太秦広隆寺

 

 

このプランなら、ここは是非寄りたいねで、10年近くぶりの広隆寺へ行きました。

 

 

楼門がどっしりとして風格があります。(嵐電と一緒に)

 

広隆寺は京都最古の寺、そのご本尊が国宝指定第一号の、あまりにも有名な弥勒菩薩像です。

 

 

弥勒菩薩(みろくぼさつ)とは「釈迦の死後56億7千万年後の世に降りてきて、釈迦に代わって人々を救う未来仏」とされているのだそうです。

 

 

途方もない先の先の・・・話なのですね。

 

 

弥勒菩薩半跏思惟像(みろく ぼさつはんかしゅいぞう)は、片足を他方の足の上に乗せ台に座った姿で、人々を救済する方法を考え思索にふける様子を表現しています。

 

 

この弥勒菩薩を含めた50体(国宝はそのうち18体)の仏像がある新霊宝殿内と、この建物正面に向けての撮影はNGとのこと。

 

 

入っていくと照明がかなり暗く設定されていますが、目がだんだん慣れてきて、仏像と対面するのに厳かな空気が漂っているような感じがします。

 

 

かつての記憶は弥勒菩薩しか残っていなかったので、驚くばかりの素晴らしいお顔を拝めることができて感激でした。

 

 

弁天社のある池に柔らかな朝の光が射し込んで、心が澄んだような気持ちになっていました。

 

さざんかの花も沢山蕾をつけていて、可愛らしい。

 

たわわに実っている柿を眺めているうちに、メジロがいることを発見!


写真中央あたりに、かろうじてパシャリと撮れた鳥の姿が見えるでしょうか。

 

 

葉っぱの色とよく似ているので、2人して奮戦しましたが、動きが早くて難しかったです(苦笑)

 

移動中には、ひょんなところで、今公開中の映画「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて」で大活躍だった、とび太くん(飛び出し坊や・滋賀で有名)を見つけて盛り上がってしまった私。

 

次は車折神社 (くるまざきじんじゃ)へ。

 

 

金運、良縁、厄除け、学業、芸術(芸能)のパワースポットとして知られている神社です。

 

 

境内はあれこれお願いしたい神さまがいらして、何とも明るい弾けるパワーを感じました。

 

 

芸能人・有名人の名前入りの玉垣が4000枚以上並ぶ芸能神社あたりでは、ミーハー気分にちょっと浮かれそうになります。

 

鮮やかなモミジを見ながら、おみくじを引いたら、ここまでの思い煩った日々も穏やかに好転するであろう啓示をいただきました。

 

 

弥勒菩薩さんに「大丈夫」と力強い慈愛を、そして陽のエネルギーも頂いて、最高の気分に♩

 

そしてこの日一番行きたかった「鹿王院」へいよいよ。

 

 

こちらは足利義満が創建した禅寺です。

 

 

入って、見事な真っ赤なモミジを目にすることができて、間にあってよかったと感動しきり!

 

 

 

客殿に掲げられている扁額の文字は古く、入り口の山門に掲げられていた書と同じくこのお寺を創建した足利義満の筆と言われています。

 

 

枯山水庭園も青空に映えて、すっきりとした美を感じます。

 

改修工事中だった舎利殿もこの10月に完了して、中を拝観することができたのも嬉しかったです。(金閣寺の舎利殿を作るときにここを参考にしたとか)


天井には龍の絵図が飾られています。(↑のサイト参照)

 

 

室内にはお釈迦様の入滅を描いた大きな涅槃図(ねはんず)も貴重なものだそうです。

 

 

ここでは、丁寧に境内の歴史やどんな謂れがあるのか丁寧に解説してくださる方がおられて、ふむふむと大切に聴く時間もまた豊かで、ゆっくり余韻を味わうように、モミジを目に焼き付けてあとにしました。

 

モミジと青空でアートした「猫ちゃん」みたいな姿が写真右に見えませんか?

 

 

そう勝手に想像したくなる華やかさと無邪気さをもった姿が可愛くて。

 

このあとは、偶然目に入った鹿王院駅そばの店「いいあす」でランチ休憩。

 

 

美味しいシーフードフライセットが税込み980円とはお手頃で嬉しいです!

 

帰りを意識しつつ、地下鉄烏丸御池に近い「クレーム・デ・ラ・クレーム」で至福デザートを食べました。

 

 

シュー生地を下に上品にまとめられた洋梨(手前・私)と紫いも(写真後方・友人)と珈琲でどう撮ったらいいのかと粘る時間もまたワクワクします。

 

店内のイエローとブルーのモダンな色合いも素敵でしたが、ガラス皿が創り出すテーブルに映る影もまたロマンティックでした。

 

 

歩き回った疲れを労い合いながら、お喋りもまだまだ・・・もうちょっとで、すっかりここで休んで京都駅に戻りました。

 

 

読んでくださって、ありがとう。