こんばんは、ココアこと田中貴子です。
ちょうど1週間前、晴天のもと、私は京都の鞍馬・貴船で体を目一杯動かしていました。
前回のブログでチラッと話したように、後半で尻もちハプニングが起きたのですが・・・
どんな風景が広がっていたのか、写真でちょっと追いかけますね。(15日訪問撮影)
鞍馬の山門「仁王門」~ここからが始まり。
ケーブルカーの山上の多宝塔駅。
2分ほどの行程ですが、無理ないコースを選びました。
同行した友人Mさんと、陽光を浴びた屋根の苔を綺麗ね~と感激してる頃はまだ余裕たっぷり。
鞍馬寺金堂は、本殿前にある「金剛床」の中心はパワースポット!
参拝される人が並んで、思い思いに大いなる自然の力を受け取っていました。
私もここばかりはマスクを外して、両手をしっかり広げて、頭は天に。
たっぷりの深呼吸しながら、「ありがとう」を口にしました~。
すっごく気持ちよかったです!!
私には真っすぐの太い柱みたいな上昇パワーを感じました。
ここ鞍馬寺は、牛若丸(源義経)伝承説話の地。
仁王門と本殿金堂は狛犬でなく、阿吽の虎なんですよ。
金堂まで行ったら、来た道をそのまま戻る楽々コースもありますが、目指すは貴船方面の道。
奥の院参道の入り口をくぐって、先を歩みました。
ここが一番、色鮮やかに紅葉していたかも?
(知らないうちにMさんに撮ってもらっていたのね・・・ありがとう)
ここからは、山全体がより鬱蒼として、樹のパワーが高い感じがします。
根っこが深い!
山道の途中には、根が露出している「木の根道」が続きました。
ちょっと怖い感じもありますが、足元をしっかり確認して進めば、大丈夫です。
牛若丸が兵法修行をしたという言い伝えもあるそうですよ。
2年前の台風の爪痕もまだ大きく、修復できずにいる樹もそこここにありました。(現在も伐採した木を時々ヘリコプターで運び、整備する作業をされているそうです)
奥に行けばいくほど、本当に大変な被害だったことが分かって、胸が痛くなるほど。
忘れられなかったのは、幹の半分が亀裂が入って片足状態なのに、小枝からきちんと葉を茂らせていた樹です。
それでも、たくましく生きている!
そのパワーはひときわ、神々しくて、手を合わせてしまいました。
鞍馬の森の再生には、まだまだ時間がかかりそうですが、懸命に支えようとしてくれたから、助けられた命も多かったことでしょう。
森が私たちを守ってくれたんだと、感謝の念があふれてなりませんでした。
大きな杉の木が何本もたち、神聖な空気を感じた場所です。
つらつら15分ちょっとの下り坂を進む頃には、せせらぎの音がして、貴船のゴールももうすぐです。
道は手すり付きで整備されていますが、一か所だけ木の階段でなく、石だな、滑りそう・・と思った瞬間!
すってんと尻もちをついてしまいました。
大丈夫よ~と笑いながら、貴船界隈で昼食をとって、少し回ります。
貴船は「気生根」と書かれることもある、大地の「氣」の生じるところとされているそうです。
相生の杉も、ひときわ背が高く、すごいしか言葉が出てきません。
サギも水辺に遊びに来てたっけ。
記念撮影、よく頑張りました~で交互でパシャリ。
一緒にいなかったら、全行程できたかなぁ・・・ありがとう!
貴船ではこの日、日曜ということもあり、観光地らしい混雑でした。
ともあれ、ここまで難なく終えたと安心した夕方になってー
地下鉄の階段くだりで、膝に痛みがピリッと走る!というハプニングが急に起きました。
習慣にしている呼吸のおかげで、丹田(お腹)がしっかりしてきたけれど、運動はそれなりの私なので、さすがに疲れが出たのかな。
待ち合わせ前の早朝にも公園を散歩していたので、いつも以上に張り切り過ぎたようです(苦笑)。
京都の繁華街に戻って、友だちと薬局に寄り、親切な説明を聞いてマッサージクリーム購入して、ホテルに戻りました。
「まずは患部を冷やしてね、早く休んだほうがいいよ~」と、心配してくれる声が温かくて、体がじんわり癒されます。
そしてメールで「ごめん、最終日は無理ないプランに変更させてね」と、明日同行予定の大阪の友だちに相談すれば、
「私はお会いして、話が出来たら嬉しいので」と泣けちゃう感激メッセージが返ってきて、きっと大丈夫だと希望を感じて。
祈るように腰を少し揺らして体のゆがみをとって、休みました。
翌朝は、すっと起き上がれて、痛みが引いていたことにまず感謝。
さりげなく歩きながら、傍で様子見してくれた友だちにも感謝いっぱい。
マスク姿ながら、笑って喋って、歩いているうちに、元気が復活したのでしょう。
平坦な道なら、全く支障なく、無事帰宅できました。
全てが滞ることなく万事OKと守られたんだ~と嬉しくて嬉しくて、どこまでも満ちていく幸せを感じました。
東本願寺の別邸にあたる「渉成園」でも、ミラクルな樹に会えたんですよ。
こちらです!!
ビャクシンの枯木(昭和4-8年ごろに枯死)に、別の品種のハゼの木の種が舞い降りて、新たな命が芽吹いたという奇跡のコラボです。
枯木であっても、こんな風に誰かをやさしく守ったり。
もしかしたら一方で、赤ちゃん木が枯れたはずの老木を再び新しい使命をもってよみがえらせたようにも思えて、じんと胸が熱くなりました。
いつもどこにいようとも、忘れてはいけないこと。
それは毎日、実は忘れかけてしまいがちだけど・・・
私たちは見えない自然のおおらかな命の力をたっぷりもらっているということ。
自分に出来ることで誰かを笑顔にしたいという愛の力で、過ごしていること。
それを大事にしていったら、もっともっと素敵な世界になるに決まってるのよね。
つい体調が崩れたり、予定が急に変わったりで、うっかり気分が落ちたりすることもあるけど、そんな日だって等しく過ぎてるんだよね。
今日はまたそれをしみじみ思い出しました。
佳き日になるかはきっと私次第、あなた次第なんだよね。
読んでくださって、ありがとう。