こんばんは、ココアこと田中貴子です。
夫婦2人で、旅先でもずっと一緒に過ごすパターンは、はるか新婚時代以来?
5年前に息子が独立してから、日常でいつも2人だし、今更ね~と思ってました(笑)
それでもプライベートで激動で力を合わせることの多かった今年。
旦那さんの定年退職の慰労も兼ねて、4日から2泊3日で、ご褒美旅にと急遽決めた行き先は、金沢・能登でした。
終わってみれば、ちょこちょこハプニングあれど、行き当たりバッチリ!
トラブルは、トラベル(旅)には付きものだもんね~!
そう笑い合ってやり過ごせるのも、長年の夫婦ならではかもしれません。
書き出すとキリがないので、今回は時系列順でなく、トピック別にまとめますね。
この旅で一番印象深いのは、風景が水に反射して、鏡のように逆さまに映り込む様(リフレクション)を毎日拝めたことです。
初日はまさかの雹も降る、冬の到来を感じる雨のしっとり金沢散策。
14時をまわった頃にはもう、薄手のダウンや帽子、レッグウォーマーまでフルセットでちょうどいい程でした。
こんな条件下でもあったにもかかわらず・・・
ホテルにチェックインする前に寄っておきたいと希望していた「鈴木大拙館」で、奇跡的に晴れ間が見えました!
鈴木大拙さんは、金沢市本多町に生まれた仏教哲学者。
ここの建物でイチオシしたいのは、思索空間と水鏡の庭です。
キャプションはあえて入れません。
写真と共に、ここでの静寂を想像してみてくださいね。
建物脇の散策路まで、雨上がりで木々が華やいで見えます。
翌日の5日は、からりと晴れ渡る青空が澄んでいて、どこを写しても麗しの絶景が撮れました。
お出かけスポットは、金沢では王道の「兼六園」と金沢城公園です。
お昼前になると、修学旅行の学生さん達など、観光地らしい活気がありました。
霞ヶ池は雪吊りも施され、うっとりの夢見心地の風景~♪
金沢城公園でも、水面に青空に雲がにじんでいました。
和倉温泉の宿やから、能登湾を臨んだとき。
最終日の和倉温泉でも、「青林寺」の御便殿(のちの大正天皇が皇太子であられたときに行啓された建物)にて、美しいリフレクションが拝めると聞き、早朝に訪れました。
手前にある座卓に注目してくださいね。
角度を上手に調整していくと、天井から庭までが逆さまにくっきりと見えるのです。
すごい!綺麗!とか声に出すのを躊躇してしまう、厳かな空気がまたよかった。。。
廊下もまた匠の仕事ぶり。
自然の光が織りなす偶然の産物~リフレクション。
反射板になる受け皿が平らかで透明でないと、こんな風には見えない不思議な風景でもありますね。
身に起こる出来事しかり、もらう言葉にも、どれだけ真っすぐクリアに、有難く感じられるか?
それは受け手である私たち次第でもあるんだなぁ・・・
ここで出逢った風景をイメージしながら、改めて心の在り方を教えてくれたような気持ちになりました。
読んでくださって、ありがとう。