こんばんは、ココアこと田中貴子です。
<メルマガにて先行配信した記事を、写真を交えて、お届けします>
生きていく中で、あのとき・・・と思い出す、ほろ苦い体験。
後になってみると、大きなギフトを運んでくることが多いです。
今日は、私の体験談から、皆さんにシェアしますね。
進路関連の相談で活用している人生曲線―
これは、横を生まれてから今にかけての時間軸に、縦を気持ちのアップダウンを上下にして、一本の曲線で描くのですが、
あなたなら、どんな線になりそうですか?
私の場合、ガクンと大きく下がり、しばらく低迷が続く箇所が2つあります。
どちらも、20年以上前の人間関係にまつわる出来事ですが、久しぶりに深く掘り進める機会をもったところ・・・
思わず、あーと声に出してしまうほどの共通点があったのです。
それはいずれも、相手と決定的なトラブルがあった訳ではない(と思い込んでいた)のに、急に避けられてしまったケースでした。
何も語らずに、黙って去られてしまうのは辛い。
どうしてなのか?
何が起こったのか、教えてほしい。
私もまずい点があったら、直すから。
相手に駆け寄って、聞きたい気持ちが募りました。
学生時代の場合は、これ聞いてと、メッセージを吹き込んだカセットテープを手渡されました。
どうしてこんなことになったの?の問いが絶えず回って、頭から離れなかった日々(泣)
当時は、理由が分からず、やりようがないことが、もどかしく切なかったのです。
*心模様は、少々過剰に感じる花の迫力にも似てたかも。
更に掘り進めてみると、その根底に、「話せば分かる(はず)」を強く信じていたことに気がつきました。
話せば分かる・・部分も、もちろんある。
でも、それをあえて選択しないのも自由。
もめそうなことはしないというやり方も、正解なのですね。
当時の私は、こっちの言い分も、ちゃんと聞いてほしかった。
何も言わないのは、ずるいと思っていた。
私の気持ちを分かってよーの傲慢さが、どこかにじんでいたのでしょう。
そうだったのか・・・と静かに受け止めていくと、
「分かってほしい」を握りしめているうちは、実は自分の言い分を通したいだけ。
ストンと、この言葉が下りてきました!
全てが、大きな実感となって、胸の奥がぼーと温かくなりました。
分かってほしいの前提では、相手には負担でしかない。
あなたのことを分かりたいと気持ち。
そこから始めないと、なかなか進まない。
話さないことで、最悪の状況にしないのも、相手の精一杯の気持ち。
いずれ、時がちゃんと優しく溶かしていく。
まさか、こうして新たな気づきをもたらしてくるなんて。
このエピソードには、更にもう1つ大きなお宝があったのですが、それはまたに。
強く信じているモノは、自分にとっては絶対に思えるけれど、執着にしかすぎないことも沢山あります。
捨てては軽くなり、また捨てて・・・。
心も軽くなると、朗らかですね。
*牡丹は大輪なので、シンプルな一輪に惹かれます。