こんばんは、ココアこと田中貴子です。
まぁこれくらい、どうってことないか!
人と楽しく付き合いたいから。
めんどくさい奴と思われたくないから。
そうやって笑ってやり過ごすことがありませんか?
かつての私はそんなところがありました。
長年板についてくると、無自覚でごく自然にやってしまいます。
皆はどう思っているかしら?
気まずくならないのがいい。
皆に合わせておけば安心。
目立たず、ニコニコしてればいい。
でも、いつしかそんな”いい人ぶりっこ”は破たんします。
自分が人に見せてもいい、光の部分ばかりでは限界が来るのです。
抑えていればいるほど、自分に対して反撃ののろしが上がります。
もう嫌だ!やってらんない!
助けて!私がなくなってしまう!
黄金色に輝いて、まばゆいばかりの銀杏も、やがて散ります。
一枚一枚みれば、少しずつ色も形も大きさも違います。
色づく前に風で飛ばされた葉もあれば、穴のあいた葉もある。
しわしわに丸まっている葉もあれば、すでに隠れてしまったままの葉もある。
やがて全ては土に還って再び、近い未来に葉を幹を茂らす。
いろんな成分があってこそ、銀杏が大きくなっていく。
繊細な感性は、モノの美しさや移ろいを感じるセンサー。
耳にした言葉をいいなと思ったり、それは悲しいなと思うセンサー。
言葉そのものでなく、どんな風に表現しているかを、嗅ぎ取るセンサー。
この形、この色が完璧とこだわるセンサー。
相手の心情を想像して、思いやるセンサー。
豊かなほうが、1mmタッチの差をくみ取れる。
豊かなほうが、皆が気づかない日常の瞬間に、心をときめかす。
豊かなほうが、分かり合えた時に、すごく嬉しい。
そう思えたらもう、損だなんて思えない。
厄介に思うばかりでは、もったいない。
豊か過ぎるから、沢山の感動を目撃できるね。
豊か過ぎて、よかったんだー。
どれもが愛おしい自分なんだと抱きしめよう。
読んで下さって、ありがとう。