こんにちは、ココアこと田中貴子です。
リオディジャネイロ・オリンピックで急成長を遂げた選手の1人といえば、卓球の伊藤美誠(みま)さん。
女子団体戦では、歴代エースの2人福原愛さん、石川佳純さんと共に、初出場。
どんな強者相手でも、堂々として、度胸がすわっている勇姿。
もらった球をすばやく受けて打ち込み、勝利を自分のほうに手繰り寄せていく姿に注目せずにはいられませんでした。
あやかり本の類だよねとスルーしかけていたのですが、たまたま読む機会をもらいました。
母、伊藤美乃りさんがどう美誠さんを育ててきたのか?
ここまでの秘話が語られています。
「子供が夢を確実に叶える方法~そのために親がすべき29のこと」
伊藤美乃り・著(スターツ出版)
15歳でオリンピックに出場するからには、想像を絶する練習の賜物があってこそ。
それに加え、夢の実現のため、技術的にも、時間的にも、経済的にも、精神的にも、不屈の意志を持って、支える家族や周りの理解と支えが不可欠。
気をつけないと、私には無理だわーで終わってしまいそうな壮絶さが確かにあります。
美乃りさんも、美誠さんが4歳から12歳まで指導。
特に卓球漬けの毎日を送っていた4歳から8歳までは、1日7時間練習していたそうです。
卓球を始めた当初から、世界一を目指しての猛特訓。
才能を伸ばすためには、課題を終わらせずには練習を終わることはなく、深夜にも及んだそう。
「ママより怖い人はいない」という媚びない姿勢に、あのメンタルの強さが築かれたのでしょう。
でも一方で、練習以外は愛情をたっぷりかけて、大好きだよとハグすることも忘れなかったそうです。
どこまで出来る・出来ないはありますが、わたしたちが見習っていけたらいいなと思った箇所を挙げますね。
〇親の愛には、”伝える愛”と”見守る愛”の2種類があります。
”伝える愛”とは、愛情表現をちゃんと声に出し、強く抱きしめて、言葉で、態度で、分かりやすく伝えるということです。
そうすれば子供は、どんなに幼くても「自分は愛されている」と実感できます。
愛されている実感があれば、子供は親を”自分を絶対的な味方”だと信じてくれます。
この”絶対的な味方がいる”という安心感は、子供の自信につながります。
そして、羽ばたこうとしているときは止めないこと。
それが”見守る愛”です。
〇親がミスを責めたら、子供は怒られたくないがために失敗を恐れてしまい、小さくまとまってしまいます。
大舞台でも緊張しない大胆な子供に育てたいのであれば、「失敗することはラッキーである」と教えることをおすすめます。
〇反抗期には全身全霊で付き合うのです。
よくない発言をしたときには、「今の言葉、めちゃめちゃ傷ついた」とはっきり伝えます。
ときには涙を流すこともあるし、取っ組みあいのケンカをしたこともあります。
反抗期はまず肯定!最終的には笑い飛ばす!
子供は可愛いし、愛情をもって接してるつもり。
でもつい、人目を気にして、なし崩しになってしまうことがあります。
あるいは、分かっているはずと、言わないままになっていることも沢山。
子供だったとき、親がこうだったらなーという心残りはありますか?
親とこんなことしたかったという寂しさはありますか?
それらもまた考える材料にして・・・
その子の個性と成長を見守りながら、人としてどうあってほしいか?
親として、私として、どう生きたいか?
ときどきは真面目に問いかけてみるのもいいですね。
意思あるところに道はできます。
子供がいくつになろうとも・・・。
読んで下さって、ありがとう。
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