こんばんは、ココアこと、田中貴子です
皆さんの『心身元気作りのお手伝い』をモットーに、
就職支援・コミュニケーション・中医アロマの
3本柱で活動しています。
今日は映画ファンには嬉しい1000円デー。
先日4月20日での読書会 で登場した「ペタルダンス」の
映画を観てきました。
上映されている映画館もまだほんの少し。
初めて訪れた新宿・武蔵野館は、84席のミニシアター。
指定席制ではなく、整理券配布の映画館でした。
30分前で60の整理番号。館内は満席でした。
原案:石川寛 、小説:梅原 満知子
(リンダブックス)
ストーリーをざっと紹介すると・・・
ジンコ(宮崎あおい)は、川口(風間俊介)が好きだが、
恋愛に一歩踏み出せないでいる。
大学時代の友人・素子(安藤サクラ)から、仕事が多忙
で6年も会えぬままでいたミキ(吹石一恵)が海で落ちた、
命は助かったという伝言を聞き、会いに行こうと決心する。
そんな矢先、ジンコは電車に飛び込むんじゃないかと
勘違いをして原木(忽那 汐里)を助けようとしたことで、
怪我をしてしまう。
折しも働いたお店が閉店となり、無職になったことも
あり、原木は運転手をすると申し出て、3人でミキの住む
北の町へと旅立つことになる。
どの登場人物も、心の奥底に感じている気持ちを上手く
言えずにいる不器用な面々。
そんな歯がゆさをなぞるように、スクリーンの画面も鈍い
グレーが包んで、話は進んでいきます。
衣装まで地味なチャコールグレー・茶・カーキといった色彩
で、台詞少ない、静かな映画です。
アクション多いスリリングな展開や、メッセージが明確な
作品が好きな人には、やや物足りなさがあるかもしれま
せん。何を言いたいのかさえ、あえて観る側に委ねている
ようにも感じられました。
アドリブのような自然体な表情や台詞が、一緒に旅して
いるような気分になるのと、ミキを囲んで皆でふんわり
笑顔になっていく様子がいいです。
本当のところ、ミキに何があったのか?
どうして追いつめられてしまうような気持ちになったのか?
それは語られません。
でも・・・
自分を気にかけて、駆けつけてくれたこと。
そして何も聞かずに、
そばにいてくれるだけで、心がほぐれる![]()
のかもしれないと感じました。
相手の言葉や表情に、何かしら感じるものがあって、
「どうしたの?」と聞きたい気持ちが起こっても、
なぜか立ち入って聞けないときもあるかもしれない。
聞けばよかった・・と後悔してしまう場合もあるかもしれない。
どちらが正解というのでもない。
そういう微妙なすれ違い、心の移ろい、孤独がそこはかとなく
映画の中で、表現されているのがきゅんときます。
そんな鬱々としたグレーの曇り空も、いつしか風に乗って、
うっすら光が射してくる。
ほんの一瞬だとしても、笑い合えたことで、ふっと心が温まる。
自然もまた、そんな心象風景を写し取っているように思えまし
た。
この作品は、原作と映画を両方楽しむことを勧めます。
映画では語られていない、それぞれの心の内にある想いが
丁寧につづられていて、あれはそういう意味だったのか?
と確認できるからです。
原作⇒映画の方が理解が早いかな・・・。
でも、ただただ浸るもいいかもしれないですね。
読んで下さって、ありがとう。


