こちらにA反応中やビニール肌改善、敏感期にはセラミドケアが良いと書いていました。
今回はセラミドについてまとめてみました。
どなたかのお役に立てばうれしいです。
◆セラミドとは
◆セラミドの種類
◆セラミドの効果
◆どのセラミドを選んだらいいの?
こちらについてまとめています
◆セラミドとは
セラミドは、お肌の中で水分を挟み込んで保水する力がある成分です。
セラミドは、もともとお肌の角質細胞間脂質にあり、たくさん種類があります。
その中でも合成セラミドと天然セラミド、そしてエイジングケア化粧品成分の中でも注目を浴びているヒト型セラミドがあります。
◆セラミドの種類
(1)合成由来のセラミド
①ヒト型セラミド
ヒトのセラミドに近い構造になるように、酵母を利用して生成された化粧品成分です。
ヒト型セラミドは、高価な化粧品成分です。
化粧品成分の表示は、セラミド1、セラミド2、セラミドNP、セラミドAPなどです。
つまり、化粧品の成分表に「セラミド」と記載があれば、ヒト型セラミドです。
ヒト型セラミドは、人がもとから持っているものとほぼ同等の構造を持つので、お肌への親和性が最も高く、他の種に比較して、保湿力や浸透力に優れていることや、刺激が少ないことが特徴
②合成セラミド(疑似セラミド)
合成セラミドは、セラミドに類似した物質を化学的に合成したもので、疑似セラミドとも呼ばれています。
合成セラミドは、低価格ですが、保湿効果も他のセラミドより低いと考えられています。
プチプラ化粧品などではこのセラミドが使われることもあります。
(2)天然由来のセラミド
①天然セラミド
馬などの脳や脊髄から抽出される動物由来の化粧品成分です。
天然セラミドは、動物性セラミドとも呼ばれますが、高価な化粧品成分です。
(現在、天然セラミドの原料は馬に変わっています。)
化粧品成分としての表示は、ビオセラミド、セレブロシド、ウマスフィンゴ脂質です。
②植物性セラミド
コメ、トウモロコシ、大豆、コンニャクなど植物由来の化粧品成分です。
植物性セラミドは、比較的安価なことがメリットです。
化粧品成分の表示は、グルコシルセラミド、加水分解コンニャク根、トウモロコシ胚芽抽出物、セラミド糖脂質含有米エキス、セラミド含有米抽出物、ゆず果実エキス物性セラミド、コメヌカスフィンゴ糖物質などです。
「セラミド」とは、スフィンゴ脂質の1種であり、 スフィンゴシン※1と脂肪酸※2がアミド結合した化合物の全てをセラミドと呼びます。
※1「スフィンゴシン」は、18個の炭素が長くつながった「長鎖アミノアルコール」と呼ばれる物質
※2「脂肪酸」は、脂質を構成する成分で、肉の脂肪、牛乳の脂肪、魚の油、植物油なども、ほとんど脂肪酸からできている
現在、この定義でいくと、ヒトのセラミドの種類は、大分類で12種、小分類だと300種以上あると言われています。
◆合成セラミドとヒト型セラミドの違い
合成セラミドは、本来の角層のセラミドと同じ構造のものと、そうでないラセミ体セラミドが混ざったもので、ヒト型セラミドと呼べるのは、人のお肌の角層のセラミドと全く同じ構造のセラミドのみ。
エイジングケア効果は、ヒト型セラミドのほうが高そうです
◆どのセラミドを選んだらいいの?
セラミドは保湿成分なので、乾燥肌の改善が期待できます。(乾燥肌が原因で起きる小ジワ・毛穴の開き・くすみ・インナードライなども)
中でもヒト型セラミドは人のセラミドに近い構成になっており働きも分かっているので良さそうです(天然セラミドははっきりとわかっていないそうです)
ヒト型セラミドや動物(天然)セラミドは、油溶性成分なのでクリームや美容液が良いようです。
グルコシルセラミドなどは水溶性成分のため、セラミドローションなどが使いやすい成分のようです。
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