12/7(土)親子ネット講演会 ～離婚後親権制度について～

12/7(土)は親子ネット講演会に出席。

何度か私も登壇する機会をいただいておりますが、

この講演会は錚々たるメンバーが揃い踏みし、100名以上の参加者が集う盛大な会合となりました。

世界各国が共同親権制度をとっている中で日本は単独親権のままです。

共同親権になると何が変わるのかと言えば、まず子どもの親権を奪い合う争いがなくなります。

子どもの立場からすれば、一番嫌なものは父親と母親の争いです。

片方の親が親権者になりもう片方の親が「親」でなくなる、それを突きつけられることで子どもはどんなに心に傷を負うでしょうか。

別居・離婚家庭であろうが、

連れ子再婚家庭のステップファミリーであろうが、

子どもにとって父親はいつまでも父親であり、母親はいつまでも母親です。

継父や継母ができたとしたら、

子どもを見守り関わりを持てる存在が増えることになります。

子どもの拠り所が増え、子どもに差し伸べられる手が増えることがプラス要素となる反面、

その環境に子どもが慣れていく為に丁寧な関わりが必要になりますが、

子どもの心に寄り添うことができれば様々な問題や障壁は乗り越えていけます。

同じ場所にいても、違う場所にいても、

ある時を境に関わり方が変わったとしても、

それぞれの親の立場から子どもの育ちを支えていくことはできるはず。

それが共同養育であり、それを実現していく為に共同親権という制度も必要なんだろうなと考えています。