大きなビルのエントランスに居るワシ
目の前には横に8枚の大きなガラスの扉が2列になって並んでいる。という事は計16枚…
ガラスの向こう側の景色が見える
台風が来ているのか暴風雨だ、雨の混じった強風が吹き荒れている
その風にあおられてガラスの扉がバタバタと開いたり閉まったりほぼ開きっぱなしだ
「あ~あ…外には行けないなぁ」
と、しばらく眺めていると徐々に人が集まりだす
中年の男性と女性がドア付近をウロウロして様子を見ている
すると人がドアに近づくと閉まる離れると風にあおられてバタバタ開閉する
という事に気づく
ビルの安全装置みたいなのが外は危険だから人を出さないようにしているんだろうか??
不思議に思いながら近づいてドアを閉める離れるを繰り返している中年男性を眺めているワシ
すると何処かからミニチュアダックスが駆け寄ってきてドアを近づいて閉める
男性の飼い犬だろうか
激しく開閉するドアを素早く走りすり抜けながらドアを閉めていく、遊んでいるようだ
それを見ているワシにしてみればハラハラだ
間違ってドアに挟まりでもしたら大惨事だ
飼い主のあの男性は何故なにもせずにいるのか
もしかしたら…という危険を想像する事が出来ないんだろうか
ワシはイライラした
(場面が変わる)
何処かのデパート?ショッピングモールの様な建物の中に居るワシ
買い物に来ているようだがハッキリ何を買うかは決まっていないようだ
あるフロアをウロウロと歩き商品を物色している
チョコレート菓子やスナック菓子が並んだ商品棚を眺めえいる時だった
背後から威圧的なオーラをまとった女性の気配を感じる
ジッとその場に立ち様子を伺っていると
目についたものは片っ端から鷲掴みし買い物カゴに放り投げている
「物の扱いが下品だなぁ」そう思いながら気を取り直してお菓子を物色しているとワシのすぐ側まで女性がやって来た
ワシのみているお菓子を片っ端から掴みカゴに入れだす
「欲しいお菓子まで持ってかれる!!」と焦ったワシは気になっていたお菓子を取りかごに入れた
なんとかギリギリ欲しいものは取れた
「ふぅ…危ない危ない、しっかし変な人もいるもんだ」とレジへ向かうワシ
するとさっきの強欲女性もレジにいた
嫌だなぁ…と思いながらも女性の後ろに並ぶ
女性の持ってきた商品があまりにも多いのでヘルプを呼ぶ店員
するとレジ店員が
「こちらのお客様は商品が少ないので先に会計を済ませて差し上げてよろしいでしょうか~」
と女性に聞いている
女性は「あ~私は会計が高額だし時間もかかるからねぇ~貧乏人はお先にどうぞ~♪」
と、ニヤニヤとワシを横目に見ながらそう言った
裕福マウントだろうか?
だがワシには何も響かずキョトンとしていた
「先にレジ通してくれるならラッキー♪」
食べてみたいと思ったお菓子さえ買えればワシはそれで満足なんですよ餓鬼道を生きる金持ちさん、そんな使い方してお金さんが泣いてますよ
顔色一つ変えずにルンルンで帰るワシを恨めしそうに睨む女性だった
間違ったお金の使い方をする人ほどお金持ち…ってこの世は理不尽ですな
かといって何が正しい使い方なのか?わからないワシがお金持ちになったら
どう行動するかはわからないですw
でわ、また~^-^ノシ