本記事は、
世田谷区保育園入園を大真面目に分析し
区役所にも20回超電話した私が
・世田谷区保育園抽選の仕組み
・入園ボーダーライン世帯予想
・保育園見学から入園申請までにやったこと
・入園内定を得るためのアイデア集
などを書いています
かなり長いです、、
保活を攻略したい!なんとしてでも受かるには?
と頭を悩ませてる方の助けになれば嬉しいです
※あくまでも公式ではなく個人の考察
まず前提と結論ですが
我が家のスペックは下記で第3希望の園に内定しました!
・第一子(3月生まれ)
・両親共働きフルタイム(世帯年収は4桁)
・障害手帳や単身赴任など無し
・10月より有償預け(ベビーシッター)
→106点で1歳クラスに内定
では、本題へ
世田谷区保育園抽選の仕組み
毎年9月に発行される「保育のご案内」に
詳細は記載されていますがざっくりいうと
「各家庭の生活・就労等の状況が点数化され
高得点世帯から優先的に入園できる」です
この点数がいわゆる”指数”と呼ばれるものですね
毎年この指数表は少し変更がありますが
大まかな内容はあまり変わりません
2024年→2025年度の変更例を挙げると
入園申込時に対象児童を有償預けしている際につく加点の
”有償預け時間”が96時間以上と明確化された点や
近隣に無職の祖父母がいると減点だった項目の廃止などです
あくまでも各家庭の点数は申込時点(例年11月上旬)
での状況で計算されます
なので今現状点数が低くても
申込期限の11月まで時間がある場合は点数稼ぎを
することが可能です(アイデア編で後述します)
ちなみに指数の高い世帯の第10希望と
指数の低い世帯の第1希望では前者が優先されます
指数大事....!!
イメージ:
参考:保育のご案内はこちら
入園ボーダーライン世帯予想
まず、点数が高い家庭は
・ひとり親世帯
・生活保護世帯
・兄弟が既に認可園に通園中
・入園月に単身赴任世帯
などなど、、、他にも加点項目がありますが
多分この記事を見ている方の多くは上記に該当しない
入れるか微妙な家庭なのではないでしょうか
そこで区の公式発表データを元に
入園ボーダーラインがどんな世帯か分析してみました
参考にしたデータは以下です
①2025年度4月入園申込者数
②2025年度4月認可保育園一次入園可能数
③2025年度4月認可保育園二次入園可能数
※「世田谷区 保育園 バックナンバー」で検索
結論から言うと
指数105点(一般的な共働き家庭)で
世帯年収が1000万を超えている家庭
は落ちる可能性が高いです ※1歳クラス
ではなぜそう言えるのかを説明していきます
(長いので飛ばしていただいても大丈夫です)
まず各地域の2025年度4月の定員(= 一次申込可能数)
と申込数を並べるとこんな感じです
※申込数は区公表資料の「第一希望」の数が世帯数なのでその数値を採用
ただ、実際はアクセスが悪かったり直近で不祥事があったなど
人気のない園があるのが実情です
それらを加味(実際に一次申込で内定した数)
したのが以下です
※一次申込で内定した数=定員から二次募集時に空いていた数を引いた数
つまり、0歳児クラスであれば指数上位80%の家庭
1歳児クラスであれば上位60%の家庭が入園できます
となると指数上位何%に自分はいるのか気になりますよね
ここからはかなり甘甘な推計になります....
(区が申込者の指数分布は公表してないので)
まず上位層にいる
「ひとり親世帯」「生活保護世帯」「兄弟加点層」は
ざっくり15~20%程度だと思います
ロジックとしては、ひとり親世帯の世帯数データや
「兄弟枠は定員の平均1割ほどを占める」と保活している際に
聞いた情報から予測しています
他細かい加点条件があるものの
そんなに世帯数ボリュームのある項目は無さそうなので
スキップします▶︎▷
1歳クラスであれば残り約40%分を
指数中間層が勝ち取りに行くことになるわけです
指数中間層とは夫婦共働き世帯、105点の方々です
周りのママパパ友夫婦を頭に浮かべてください
多分ほとんど共働きでは無いでしょうか
就業構造基本調査の結果でも子育て世帯の約7割が共働きです
同じ105点であれば世田谷区は
世帯年収が低い順に優先されていきます
(他の詳細項目は保育のご案内をご覧ください)
ここからは区のデータでは無いうえ
少し古いデータですが下記の
「夫婦と子どもから成る世帯」を見ると
世帯年収〜1,000万円までで6割ほど
つまり1,000万円超えてくると人気園に受かる可能性は
低めになるかなと思います
※参考:「平成30年住宅・土地統計調査」(総務省統計局)
https://statresearch.jp/nenshu/pref/households_nenshu_city_131121.html
(実際私の知人夫婦も世帯年収1,400万円ほどで落ちています
別の世帯年収2,000万円の知人夫婦も無論落ちてます)
以下余談ですが、早生まれが保活に不利と言われるのは
参照される年収は前年分のためフル期間働いた分が
世帯年収計上されるから、と言う理由があります
保育園見学から入園申請までにやったこと
上で書いた分析を元にして
真っ向勝負したら落ちるな、
と思った我が家がした保活です🔥
<5月頃>
保育園入園について調べ始める
0歳途中入園も視野に入れ出す
<6月頃>
家からのアクセス順に登園可能な園のリストアップ
途中入園可能な園の園見学
1歳クラス入園を目指す方は必ず
<1歳の定員数> - <0歳の定員数> を見て下さい
第10希望まで書いても0歳クラスのある園ばかりだと
枠がほとんど無いことがあります!!
我が家は
第一希望園:1枠 ※0歳クラスあり
第二希望園:3枠 ※0歳クラスあり
第三希望園:20枠
第四希望園:15枠
第五希望園:4枠 ※0歳クラスあり
以下略
といった感じで1歳児クラスからの大規模園を
組み込んで順位付けしました
<8月頃>
途中入園の選択は破棄し、
母フルタイム復帰&有償預けによる106点狙いで腹括る
<9月頃>
更新版の保育のご案内を熟読
復職に向けて仕事及びシッターさんの手配や準備
4月入園候補の見学
<10月頃>
復職&シッターさん導入開始
<11月頃>
受託証明と就労証明書を入手し、いざ申請!
今年度より有償預けの加点条件に預け時間が
記載されたことが踏み切れた理由の一つでした
普通にシッターさんで勤務時間分埋めると
すごい金額になるので、フレックスで子が寝た後に働いたり
ファミサポさんや
料金の安いシッターさんを複数人掛け持ちしました
(認可外園も探したものの空きがなく断念...
1歳の認可園落選組の受け入れのため1歳クラス枠を広げ
0歳クラスを縮小している傾向にあるそうです)
いろんな作戦を練るためにも早く動いて損はないと思います
園見学も子供を連れて連日行くのは大変だと思うので
夏前などから始められるとゆとりが出ると思います
入園内定を得るためのアイデア集
我が家は結局、
有償預けをして+1点を狙いに行きましたが
保活した際に色々な情報を得たので
それらをまとめます✏️
①障がい者手帳の取得
障がい者手帳4級以上のものを持っていると加点があります
ADHD気味な所が前々からあり、
たまたま直近診断をもらっていた方が
手帳の発行をして+1点できたと言う話を聞きました
②祖父母に有償預け
2025年度より近隣の祖父母が無職で面倒が見れる場合の
減点がなくなりました
また、加点項目に「別居親族に有償預けしている」があります
認可外に入れない・シッターは高い場合は
祖父母に有償で預けるのも1つかなと思いました
以前私が調べた際には、親族といっても時給1円とかはNGで
一般的にシッターサービス料金の最安値くらいで
契約書を交わす必要があったと思います
③いずれか保護者の単身赴任
入園月に単身赴任してさえすればいいので...笑
期間は問われないので短期間での単身赴任チャンスがある
企業に勤めていれば会社にアピールする手も
単身赴任歴は就労証明書内に記載欄があるので
実際は行かなかった、などだと後々バレると思います
以上長くなりましたが2025年度4月の保活戦闘記でした