思い込む前に
まずはそう思ったときの
シチュエーション、服装、
自分で嗅いでみてどうか、
などメモできることを詳細に
メモしてください。
ある日話し相手の態度が変…
その人の体調の問題などではなく
もしかして私が匂ってる？
…かといって自分で嗅いでも
よほど汗かいた時の脇の下とか
でもない限りニオイはしない。
なぜ？
一度でもそう感じてしまうと
その後はだんだん気になりだして
ほんの些細な出来事までニオイと
関連付けてしまう。
これは脳の見たいものに注目して
しまう【フィルター機能】
＆
あなたの心配が重なった
ダブルパンチ状態
悩みが解決するまではきっと
デオドラントケアから
果ては漢方薬に至るまで
思いつく限りの対策を
練り続けて疲弊していきます。
ところで、本当にあなたは
【臭い】のでしょうか。
臭いは人それぞれ
人の嗅覚には好みがあります。
あなたにとってのいい香りが
相手にとっての【臭い】の
可能性も多いにあるのです。
かといって日本人はいきなり
相手に向かって
『あなた臭いわよ』
などの指摘をしにくい傾向が
あります。
指摘をしにくいけど…
臭いと感じてしまうから
早くそこから離れたい、
そういう思いが少なからず
態度に出てしまうんです。
私も昔ありました。
私はどちらかというと体臭が
日本人にしてはあるタイプ。
だからデオドラントケアは
しています。
かといって誰かからなにか
いわれたことはありません。
ある日、会社の苦手な同僚が
私の所だけ早歩きで通ったり
鼻の前で手をぱたぱたしたり
なんならえづいてるときが
あったんです。
それは何日にも渡って続きました。
だけど、同僚は指摘してこない。
ですが別の人にあの子臭くない？
と聞いているのが聞こえました。
もしかして、私なにか臭い？
けど他の人はそんな態度を
取ってこない。
気になるけど、聞けない…
するととうとう言われました。
『あなた香水つけすぎなのよ！』
私は香水などつけていなかった
ため、？？？となりましたが
原因はハンドクリームでした。
今どきっていい香りのわりと
強めな香りのハンドクリーム
結構あるじゃないですか。
私にとってはいい香り。
別の同僚にとってもいい香り
だったようなのですが
臭いと言われた同僚からすると
えづくほど臭かったみたい。
このように自分ではいい香り、
デオドラント対策の一つの
つもりが、会社などの場所に
よってはいわゆる
【スメハラ】
になりえるという恐ろしさが
あるのです。
しかも、人間というものは
人に対し強烈な印象があると
それに関連付けた通り名の
ようなものをつけがち。
そのままあだ名にさえ
なってしまいます。
実際同僚でたまに一定の条件下で
匂う子がいたのですが
その子は陰で『臭子』と
呼ばれている時がありました。
毎日匂うわけじゃないのに
一度そういう印象を抱いたから
そのように呼ばれてしまう…
呼ぶ方はただの表現のつもりでも
呼ばれた方はうっかり聞こえたら
毎日臭いのかと思いますよね。
それから地獄の始まり。
自分が臭いのではと思うあまり
人付き合いも思うようにできず
人混みに行くのも心配
もうすべての生活が匂いに
結び付けられていくのです。
この心理状態はエスカレート
していき、心配事から心の病に
移行します。
私の所に相談に来る方たちにも
何人も体臭のご相談はありますが
一人もニオイが臭かった人は
いないです。
彼らはみんな同じことを言います。
『ニオイの検査をしたのに
ほぼしない、という結果になった。
おかしい、自分は臭いはず』
と。
機械的な検査の結果を見ても
信じることはできないのです。
もし今これを読んでいるあなたが
この状態であるなら、
セラピーを受けたほうがいいです。
もちろん私のところだけでなく
色んな対策を練って頂いても
かまいませんが、もうあなたの心を
どうにかしたほうがいい状態、
という場合は暗示療法がオススメ。
効いているのかわからないものを
たくさん試し続けるよりも
費用対効果もいいです。
悩みを断ち切ることができない
ことに毎月何千円～何万払うより
セラピーを1回、または数回
受けたほうが今後ずっと悩まない
で済むからです。
いずれにせよ、ニオイが
するしないに関わらず、
メモをしばらく取ってみて下さい。
そして、身近な人には
聞けないデリケートな問題は
自分の身近じゃない人に聞く。
（私だったり、他の専門家の
人だったり）
あなたに忖度なく回答を
くれる人に聞いて、早めの段階で
この問題を終わりにするのです。