私が会社に勤め始めたのは30歳、
結婚後専業主婦をしていて
子どもが3歳になった時でした。
当時の私は子どもを立て続けに
出産して子育てに自信がなく、
公園デビューすらできない
ママでした。
コミュ障をこじらせて子どもより
自分が人と仲良くなれないと
感じていたんです。
子どもの相手をするのが
辛くて、しんどくて…
なによりも、幼稚園のママ友の
ランチ会などに行ける自信がなく。
コミュ障ゆえに子どもを保育園に
入れたいという理由でお勤めを
はじめました。
会社に勤めたのはただ近いから、
何かあっても保育園に行ける。
それだけの理由でした。
保育園って在職証明がないと
入園できないんですよね。
一刻も早く出したかった私は
経理のおばさんにその旨を
伝えました。
しかし、おばさんは
「いくらも勤めていないのに
図々しい、まだあげられません」
と言いました。
今思えばそうかもね、と思う
けど、コミュ障の私には
その言い方がとても嫌なものに
感じました。
そのおばさんは何かにつけて
私に小言やイヤミをいうように
なりました。
おばさん：
「本当に態度が大きいわよねえ」
私：「（いうほど話したこと
ないのですが…）」
「大した事やってないくせに
残業するつもり？」
私：「（私にしかわからない
仕事が大量に来ているのに
大した事かどうかなぜ
わかるのでしょうか）
私は日に日にそのおばさんが
苦手になっていきました。
たまに優しく何かくれる時も
あったりしましたが
日頃の態度や言い方のひどさが
なにかしてくれたときの
ありがたみを帳消しにしました。
ただただ、
子どもを保育園に行かせたい
その一心で耐えました。
コミュニケーション能力がない
自分を呪い、
「自分さえ我慢すれば」
そう思い続けていたのです。
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