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✈ 大人になっても読みたい絵本

 

 

ここ最近、思い出す絵本があります。

 

加古里子(かこさとし)さんの

にんじんばたけのパピプペポ です。

 

このお話、大好きです。小さい頃はよく

読みました。そのほかの加古里子さんの

書いたシリーズは、ほかにもいろいろと

読みました。特にこの絵本は、大人に

なった今でも楽しめるし、生きる指針に

なります。

 

みんながよくなる。

美味しい人参を食べると心も体もよくなる。

親切にして貰ったから、親切をしたくなる。

みんなで力を合わせると、いろいろなこと

ができる。粘土でレンガを作って、保育園、

図書館や劇場などもつくって、みんなで

楽しく幸せに暮らす。働くことは、自分も

周りにも喜びを与える。

 

「理想的な世界」心に残っている絵本です。
このお話の深いところは、それぞれの経済

状況によって人参の値段が変わるところ。

それぞれ価値基準が違うので、値段も違う。

病気やカラダが弱ってこまっているかた

(つまり働けないかた)にはただであげる。

善意の世界。争うのではなく、みんなで

一緒に創造する。こういう意識や在り方の

人が増えたら、世界は愛に溢れ、平和になる

のだろうなと思います。

 

もぐらどん、ねずみどん、うさぎどんが、

人参を横取りして食べるのだけれど、

弱々しい状態でブタたちのところへきて

そのことを伝える。ブタたちは、自分たち

が大切に育てた美味しい愛のある人参を

惜しみなくわけてあげるのです。

なんて優しいブタたちなのだろう。顔文字ハート

 

そして親切にして貰ったもぐらどん、

ねずみどん、うさぎどんは、ありがたく

思い、お礼に何かしたくなるのです。ハート

 

みんなよくなる。

親切で、働きもので、幸せになる。

 

この本で「人参嫌いが治る」という書評も

多いですが、それだけではないです。

私は、世の中をもっとよくする心得や在り方

を示してくれる素晴らしい本だと思います。

 

だから、最近よく思い出すのです。

自分のことだけを考え、人と分け合うこと

をしない人たちの存在を・・。争いがなく

ならない。お互いさまがないから・・。
恐れに生きる人たち。心もカラダも病んで

いる人が増えているように思います。

余裕がなくなってしまっているのですね。

 

 

あとがきを一部抜粋

「十年、二十年後の子どもたちや、その時

の世の中が少しでも楽しく、豊かにと

念じた『予防医学』のようなもの・・・」

「このパペプペポのお話も、そうした

『対処療法』のひとつで、にんじんぎらいの

このために作ったのがもととなっています。」

 

 

今日、加古里子さんの記事を読んだので

そのリンクを貼っておきます。

かこさとし 僕は子どもの応援団員

 

今年の5月に亡くなられていたのですね。

絵本はこれからも読み続けられ、

加古里子さんの存在は受け継がれていくこと

と思います。

 

ちなみに、
「だるまちゃんとてんぐちゃん」

「からすのパンやさん」

これらの絵本も大好きでした。

 

 

 

「はははのはなし」

これも加古里子さんの絵本だったのですね。

 

 

 

いつもありがとうございます。