✈ 日本映画:空気人形
2009年制作の日本映画
「空気人形」を観ました。
英語では「Air Doll」という。
空気人形 [DVD]
2,650円
Amazon |
正直、あまり気が進まなかった
けれど、友人がDVDを貸して
くれたので観ました。深い映画。
私が借りたDVDは日本語メインで
ドイツ語とフランス語の字幕付き。
フランス語の勉強になるかと思い
ましたが、あまりにも奇妙な話
なので、そちらに集中してしまい
ほとんどフランス語字幕は読んで
いません。
あらすじ&ネタバレ
大人の人間サイズの空気人形
ラブドール。「のぞみ」という名を
つけられ、持ち主にとても大切に
扱われていた。ある日、心を持ち
自由に動けるようになる。
様々なことを観察し、真似をして
いろいろなことを覚えていく。
いつの間にかビデオレンタル屋で働く
ようになる。そこで働く純一から
色々なことを教わり、一緒にでかける
ようになる。
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道ゆく気になる人々の後をつけたり、
話をする中で、印象に残る言葉の数々、
不思議な映画です。綺麗だったり、
エロっぽいところもあるのだけれど、
何か気持ちが悪くなる場面もあった。
中身のない人間。
代わりがきく人間。
心があったほうがいいのか?
心がないほうがいいのか?
醜い景色ばかりの世の中なのか、
美しい部分もあるのか・・。
いってきます。
おかえり。
人間はこの世に生まれて、時を経て
いずれは死ぬ。
燃えるゴミ・燃えないゴミ
カラダに空気を入れる。
言葉のほかに印象に残ったことは、
景色や描写の美しさというのかな・・
アートっぽい。人形と人間の
対比のようで、実はいまどきの私たち
の在り方をのぞみを通して観ているの
かなとも思います。自分勝手さも
ちょっとした人々の姿勢から感じる。
代わりはいくらでもいる。
のぞみは生みの親(人形師)に会いに
いく。作りかけの人形たちを観ている
ところに、人形師がやってきてのぞみに
向かって「おかえり」という。すぐに
わかるのですね。のぞみに、工場に
戻ってくる人形たちの表情がどれも違う
こと、それぞれ経験が違うのだという。
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いつもありがとうございます。