みなさん、こんにちは💕
めぐみ音はがん患者、がん経験者で結成された合唱グループです。
11月16日愛知医科大学でめぐみ音希望の虹コンサート、無事終わりました。
3階まで吹き抜けのロビー、マイクを使わないコンサートでした。
歌声はむしろ1階より2階、3階の方が大きく聞こえるくらいだそうです。
1階のステージ前もですが2階、3階で聴いてくださっていた方もみえたそうです。
また司会進行をさせていただきました。
司会進行の係、実は大変なんです。
病院のコンサートは特にぜったいに時間内で終わらせなくてはなりません。
見てくださるお客様に飽きることなく楽しんでいただかなくてはいけません。
しかし、めぐみ音のメンバーたちも楽しむ為に歌い、自分のことを話します。
時間を決めていても長く話しすぎたり、思ったより早く終わったり。
これを全部調整しなくてはいけないので下準備もコンサート中も気を使いっぱなしなんです。
コンサートの進行を全て書き出して臨んでいるのに、コンサート前に、話すことがどんどん増えてくる。ちょっとしたプチパニックになり、また進行の順番を間違えてしまいました。
いつも何か間違えてしまうので、厚かましくも気にならなくなってしまいました。
でも、司会をしていると、歌って、喋って、また歌う。
歌に集中できません。ずっと声を出しているので歌の途中で疲れてしまう。
ここしばらくずっと司会をしてきたので、これからは歌に集中したいのだけどな〜!
今日もメ〜テレさんが取材にみえました。
病院コンサートで歌う意味は何ですか
と質問されてしまい。
うまく答えられませんでした。
私の歌う目的?
それは自分の健康の為です。
最近めぐみ音に入会した人たちのめぐみ音での目的はコンサートで歌うことのようです。
めぐみ音のコンサートやコンサートのチラシを見て、自分もステージに立ちたいと思ったそうです。
私がめぐみ音に入った時はコンサートに出るなんて全く考えませんでした。
私は自分の健康の為に歌っています。
本格的に腹式呼吸をして声を出すことで健康を維持したい、免疫を上げることが私の歌う目的です。
歌は大好きなので、声が思うように出るとワクワクしてきます。
もっともっと高い音を出したい、上手く歌いたい、自分の満足、健康のための歌であり、コンサートより、むしろ練習だけで私は満足なのです。
なのに、コンサートに出ると、誰よりもこのコンサートを成功させることを考えてしまいます。
今日もリハーサルの時に、下を向いて自信なさげなメンバーに
「口角上げて!」
「先生の指導通りに歌いましょう!」
と檄を飛ばしてしまいました。
何故なんだろうか?
私も他のがん経験者の人と同じように不安と孤独でいっぱいでどうしようかと思っていた時、めぐみ音の歌を聞き、心が軽くなり、歌うことが楽しくなり、元気になっていきました。
私と同じような境遇の人が、私たちの歌で心が軽くなることを見つけるきっかけになればいいいな。
それだけです。
2年前の病院で不安でたまらなかった私の前で一番歌いたいかも。
私をはじめ、めぐみ音、歌は上手くありません。感動するような歌は歌えません。
歌うことが楽しくてしかたないのはみんな同じです。
コンサートでお客様に少しでもいい歌を聴いて欲しくて一生懸命練習しています。
忘れられない素敵な思い出、
歌によって時々ハモリを入れます。
そのハモリパートを歌えるようになろうと先生に練習時間を延長してもらい一生懸命練習しました。まるで女子高生のクラブ活動みたいでした。
楽しかった。
その時、一緒に練習した1人のメンバーとはもう2度と一緒に歌うことはできません。
彼女は誰よりも歌うことが好きで、練習もコンサートも大好きで、素敵な歌声でした。
彼女も歌に救われて、歌の素晴らしさを伝える為に歌っていたんだろうなと想像します。
彼女が伝えたかった、歌の素晴らしさ。
私も伝えていかないとと思います。
練習の方が好きだと言いながら、
またコンサートで歌うんだろうな・・・。
でも、お願いだから次回は歌に集中させてもらいたいな、
歌だけで感動してもらえるような歌を歌いたいから。
読んでくださってありがとうございます。
今後のコンサート