慣行農業と自然農法の融合=自然栽培 存在しても良い栽培方法 | 無農薬•無肥料•自然栽培 めぐみ農場

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農場の気まぐれなブログです。

それは歩み寄りとも言えるかもしれません。

そして新しいジャンルとも言えるかもしれません。

有機農業の中の狭い領域にあるものという表現もあります。

この先必要になってくる、大事にした方が良いであろう考えだとも言えます。



慣行農業はまさに現代の象徴的な農業スタイルです。

農薬、化学肥料、大型機械の3種の神器を用いて
市場出荷に備えた、数、見栄え、大きさがそろう
F1種というハイブリットの種を使います。

大量生産、超効率化の結果です。


自然農法は自然のまま、人が手を加えることは何もない的な発想です。
耕さず、草も抜かず、肥料もやらない、より自然に近いスタイルです。

ほとんど量が採れないので、
まず今の社会では成り立ちにくい考えです。



この二つを掛け合わせたのが自然栽培だと感じます。


より自然に近い形を目指し、作物の本来の力を引き出す
その為には機械を用いるし、肥料は施さないけれど、マルチなどの資材は多いに活用する。

堆肥などは入れませんが、大豆や麦を使って地力を上げ、
死にかけていた土を復活させていきます。

枯れ草やその畑にある有機物は抄き込んだりします。

狭いくくりでの有機栽培とも言えるでしょう。


肥料を与えない=自然栽培というよりは
土の力、微生物を活性化させ、なおかつ作物の性格に合わせた栽培方法を行う。

それで結果的に量も採っていく。
在来種をメインで使うのでその土地に固定して
オリジナルの種が代々残っていく。

つまり人間と作物の歩みよりです。

お互いが将来生き残る為に関係性を築いてゆく。

環境が壊れかかっている今、
僕は必要なことだと思います。


ただどうしても新しい領域なので教科書がなく
不透明な部分が沢山あります。

やっていて分からないことだらけです。

探求して仕組みを調べていけば
もしかしら凄いシンプルなことかもしれません。


今後、データーは蓄積されていくことでしょう。

結果を出されている方も沢山いらっしゃいます。

結局は見た目は野菜で一緒でも
結果的に全く違う物を栽培して作ることになります。

腐りにくく、味も濃い、より安全。

もうこれはスーパーで売っているものとは
全くとは言いませんが、あきらかに違うものなのです。


もちろん量より質を求める方も沢山いらっしゃいます。

それで成り立っていくのです。




作物との良い関係づくり、たしかに難しいかもしれませんが、
僕的には人間関係が一番むずかしいな~w

人の気持ちほど分からないものはない!