水玉模様
雨足に追われながら走る私 知らん顔
身体中の水玉を払い除けてしまえたら
気付いたのはたった一つの頼りないエピソード
無理矢理に忘れてしまったの
バラバラに散らばってしまえばただのガラクタの山
哀しんだ理由なんて無いの
染み込んだ水玉模様は黒く冷たくて
いつしかこの身体中を飲み込んでしまうのね
気付いたのよ 喋りすぎた貴方は黙ったまま
何を見て何を思ったのか
意地を張って 気を張っても 危うい正しさをただ
何度も思い返していたの
気付いたのはたった一つの頼りないエピソード
思い出せば単純なことよ
何気無く過ぎ去った時には既に後の祭り
乾いた両肩を払って