前回の続き。
娘を出産後、私は娘を抱っこしたりあやしたりすることに対して、ものすごく違和感があった。
「なんで私はこうされなかったの?」
もちろん生まれたてのときの記憶なんてないので、実際には母だって私を抱っこしたりあやしたりしたことはあったと思う。
でも、正直な気持ちとして子どもに嫉妬した。
子どもの顔を見ていたら、本当に幸せだと思うときももちろんあるけど、
嫉妬で泣きそうなときもあった。
子どもに八つ当たりしそうになったり、そもそも『存在が失敗』と刷り込まれていた私は、
子どもがミルクを飲まない、離乳食を食べない、夜泣きする、風邪をひく、
み―――――――んな、
私が悪いんだわ・・・
って本気で自分を責めていた。
誰にも責められないように、自分の中の嫉妬と戦いながら毎日必死で手作りの離乳食を作り、必死で食べさせ、
家の中も掃除し、外に遊びに連れ出し、時間通りに昼寝させ、夜も早寝早起き・・・
少しでもできないと「私がダメなんだ」と自分を責め、周りの誰もが自分を責めているような気がした。
で、不眠、うつ状態で心療内科で薬を貰うことになる。
この頃も、母が自分の都合でやってくるのは変わらず。
うつ状態で食欲がガタ落ちした私に向かって
「ご飯を食べんと」
「もう無理って思ってからあと1口頑張んなさい」
「ご飯食べんと●●(娘)の面倒見れんよ」
と来るたびにしつこく言うようになったため、お米を全く食べられなくなった。
ご飯=米で頭にインプットされてしまったものと思われる。
それから4-5年、私はお米を一切食べない生活を送った。
娘が2-3歳くらいの頃、定期的に心療内科に通っていたが、
そこはあくまでも今の症状に対して薬を処方しますね~というところだったので、
新しくできて、女性の先生がいる病院に転院。
その先生はとってもドライな先生で
「日本全体がマザコンだけど、
でも子どもを産んだからと言って母親になれるわけじゃないし、
みんながみんな母親にむいてるわけじゃないでしょ。
私だって息子2人もいるけど仕事してる方が楽しいもん」
と言い放ち、私の心をわしづかみにした。
かっこいい![]()
その先生に母のことを話すと、母を連れてくるようにという話になった。
別な日に母と一緒に病院に行くと、先生はまず私と話をして、その後で母と話をした。
最後にまた私が呼ばれ、母に話したことを大まかに先生が伝えてくれた。
「お母様もあなたに愛情がないわけではないと思うんだけど。
ただちょっとね、無責任というか。
私からはもう少しあなたの状態をきちんと理解したうえで、あなたの気持ちを考えて接してほしいという話をしたから。
うつ病の本も一度きちんと読むように伝えてるから」
母と別れて病院を後にしたのもつかの間、家に帰ってしばらくしたら母がやってきた。
「あの先生がうつ病の本を読めって言うけん、アンタの貸して。
どうせもっとるやろ?
どれが一番簡単で読みやすい?」
これにひどく傷ついた私は症状悪化・・・
何度でも言うが
だって毒親だも――――――――ん![]()
翌週病院に行った私は、先生にこのことを話し、先生が私に平謝りする事態に。
再度母を病院に呼ぶようにと言われ、また別の日に母と一緒に病院へ。
私のかわりに先生が、母に注意してくれるということになったが、そこではじめての問題発言。
「私も私の母、この子の祖母ですよね。
母に同じことをされてきたんです」
その後、この言葉は母がに私にしたことを他人に向かって説明するために使われることになる。
この日、母はとにかく私もそうだったを繰り返し、
妊娠中私が切迫早産で安静にしていないといけないときに、咳が止まらなくても「咳くらいで子どもは出てこん」と鼻で笑っていたことを指摘すると
「お母さんも妊娠したときとアンタ達が小さかったとき咳がとまらんやったことがあったよ。
私も辛かったんです、色々とあってこの子の父親は何もしてくれなかったし…」
はつみみー
私もそうだったから~⇒先生丸め込み大作戦に乗り出す母。
思い出してもおぞましいザ★毒親ショー![]()
しかし、先生に泣き落としは通用せず、
「お母様もそのお母様から同じようなことをされてきたからといって、お嬢さんに同じことをしていいということにはなりませんよ。
お母様がしたことの責任はお母様自身にありますから」
と言い放たれ、
この言葉はまさに私がいいたかったことだったので、先生が味方してくれたことは本当にうれしかった。
母はこの日結局、涙ながらに私に謝った。
これが、自分がしたことをはじめて母が私に謝ったときだった。
私はまだまだ甘かった。
何しろ相手は他人の目があるところでは『いい親』を演じてきた母である。
病院の先生=他人がいるところなら、私に謝ることだっていい親プレイの一環でやってのける人だ。
あのときの私にいいたいこと。
人が味方してくれたからって油断するな
甘すぎるぞ――――![]()





