こんにちは。
モンテッソーリ教師のめぐみです。
ご訪問いただきありがとうございます。
鎌倉の長谷寺
「子どもが不登校になりました。
親は何をしたらいいですか？」
…と、もし聞かれたら何と答えますか？
私はこう答えるかもしれません。
「親がワクワクすることをすること」
親がワクワクすることをすることの効果は
本当にものすごいです。
結構深いです。
今回は、親がワクワクすることの効果について、書きます！
親がワクワクすることをしている場合じゃない！
・・・と思うかもしれません。
そりゃそうですよね。
子どもも結構ピンチな状況にいたりします。
我が家の息子も
２年半前小５の頃に不登校になりましたが
精神的にかなり大変な状況になりました。
部屋中の物が、金属バッドでなぎ倒されていたり
夜中に暴れて、私は泣きながら息子の身体を押さえつけたり
ロープを首に巻き付けたり…
青白い顔、吊り上がった目、生気を感じられない表情…
そんな中、親がワクワクすることをするなんて
子どもは見捨てられた気持ちになるかもしれません。
ですので、最初は子どもの様子を見ながら
かもしれませんね。
親の方に、心配や不安の感情があるときに
無理してワクワクしようとしてもできないですものね。
でも、そんな状況の息子が言いました。
明日も息子が無事に生きているのか
不安に思っている私に向かって
こんな風に言ったのです。
「お母さんはお母さんの楽しいことをして、過ごしてほしい」
ハッとしました。
私は一日中、子どもの様子を確認し
一日中、子どもの事を心配し
一日中、辛い気持ちで過ごしていたのです。
もし、自分が逆の立場だったら
どう感じるでしょうか。
例えば、会社が嫌で辛くて行けなくなったとき…
親が一日中私の顔色を見て
「この子はどうなってしまうのだろう？」
「この子の表情がまた暗くなった」
「何か気持ちが楽しくなることをさせてあげないと！」
・・・とずっと暗い表情で、心配されていたら？？？
「私は、このままではダメになってしまうのかな？」
「やっぱり会社を辞めたのは大失敗だった。これからどうしよう」
「私のせいで、親がこんなになってしまった。なんて親不孝者だろう」
と、元気が出るどころか、どんどん暗い方へと落ち込みそうですね。
子どもが落ち込んでいるときこそ
親は幸せな心の状態で、安定的に
でも温かく、見守っていることが大切だと思います。
そのために、効果的なのが「ワクワクすることをする」
子どもの事から、少しずつ気持ちを別のことへと移動します。
もしかしたら、子どものことや家族のことで
一生懸命な方こそ、
最初はワクワクすることが見つからないかもしれませんね。
でも、なんでもいいんです。
*・ﾟ・*:.｡.*.｡.:*・☆*・ﾟ・*:.｡
美容院に行って
普段とは違う髪型にしてみる。
何年もつけていないピアスを買ってみる。
子どもが生まれてから一度もつけていない
香水を選んでみる。
いつも着ないような色のセーターを着てみる。
お花を飾ってみる。
写真を撮ってみる。
スタバで好みのカスタマイズを探してみる。
お散歩コースを開拓してみる。
お散歩しながら、聴くYouTubeを探してみる。
毎日、お気に入りのお地蔵さんに会いに行く。
マインドフルネスをしてみる。
ヨガアプリをやってみる。
神社の正式参拝に行ってみる。
コース料理を食べに行く。
畑を借りる。
少し遠くまで友達に会いに行ってみる。
ブログを書いてみる。
日帰りで友達と旅行に行ってみる。
高額な講座を受けてみる。
友達と泊りで旅行に行ってみる。
ビジネスグループに入ってみる。
親の会を作ってみる。
神社参拝ツアーに参加してみる。
神社や日本の神さまのことを学んでみる。
瞑想を学んでみる。
.*.｡.:*・☆*・ﾟ・*:.｡.*.｡.:
沢山つらつらと書きましたが
これは私のワクワクです
ちょっとずつちょっとずつ
ワクワクすることを広げていきました。
ワクワクすることをしていると生き生きします。
楽しくて、時間を忘れるくらい没頭したり
生きていてよかった～、なんて幸せなんだろう
と思えたりします。
そんな幸せな心の状態でいると
子どもが落ち込んでいたとしても
子どもの将来がどうなるか見当がつかない状態でも
そこまで心が揺れずに
冷静に判断することができるでしょう。
まあ、揺れてもいいんですけどね。
その都度、心を調整したり
自分で気が付かなかった思いに気が付くチャンスですから…
そうやって、少しずつ
親の方も成長していくことができます。
でも、親に幸せのバックグラウンドがないと
子どもに期待し過ぎてしまったり
子どもの失敗を学びのチャンスだと思えないかもしれません。
ところで…
親がワクワクすることをして
何か新しいことを学んだり
そのことで、何かにチャレンジしたりするようになると
嫌々何かをやるよりも、
遥かに吸収し、身に付きやすく
集中力も高まるし
何よりも楽しい！
苦手なことを頑張っても
得られないような、幸せを感じられるのが分かります。
やりたいことをやることで
自分の存在を素晴らしいと思えたり
結果もついてくることで
自分なら出来ると思えてくる。
いわゆる、自己肯定感や自己効力感が育っていくと思うのです。
自分の実感として、そのことが分かれば
子どもが自身がワクワクすることをしていることを
「いいね！」という気持ちで
見守れたり、認められたり、応援することができると思うのです。
親自身がワクワクすることの効果が分からなければ
子どものワクワクを認められないかもしれません。
親の許容範囲のものなら認められても
親が「そんなことやって何になるの？？」と
思うようなことだったら
見守るのはむずかしいでしょう。
でも、親自身がワクワクすることをしていて
その効果が十分分かっていれば
「そんなことやって何になるの？」といったことでも
応援することができる。
長い目で見ることができるのですから…。
そして…
ワクワクすることの効果で一番すごいと思うこと。
人生を通してやりたいと思うことが
見つかるかもしれないことです。
ワクワクすることって
そもそも頭で考えていないんですよね。
これをやったら将来有利かも
とか
これが流行っているから
みんなの会話についていけるかも
とか
最初は、中々心からの思いが
分からないかもしれませんね。
でも、ワクワクすることを探して
色々とやっていくうちに
ピンと来るものが
見つかるかもしれません。
遠回りしてもいいんです。
その遠回りしている間に
色んな経験を積み重ねて
色んな力をつけているんです。
それがワクワクすることをやることの力です。
楽しいうちに、色々な知識を吸収し、
色々な力をつける。
そして、人生の目標となるようなものに
いずれ出会っていくと思います。
これは、頭で考えていたのでは
きっと巡り合えないんです。
心の奥底から湧き出てくるように
これをやりたい！！！
って思うものに出会ってみたい。
きっとそれは、使命とか天命とか呼ばれるものです。
頭で考えるよりも
心から湧き上がるものを追求していった方が
使命や天命に出会いやすくなると思っています。
これって、実はネガティブな現象に思われることが
土台になっていることもあります。
例えば、大病を患ったこと
大けがをしたこと
人生の挫折をしたこと
不登校の経験…
こういうネガティブだと一般的に思われるようなことが
人間の原動力になることは多くあると思います。
（本当の意味では、ネガティブでもポジティブでもありません。
ただ、そういう現象が起きているだけで、どう捉えるかで変わります）
こういったネガティブだと思われるような体験を
乗り越えること
素晴らしい学びに変えていくこと
が大切だと思います。
辛いままでは、土台にはできませんから…
「見返してやる！」みたいな思いがあると
ダークサイドにハマっていきますからね…
そのために大切なのが
ワクワクすること！
ワクワクすることの力は無限大です。
大人も子どもも
人生にはいろいろなことがあります。
ときに辛いことも、悲しいことも
しんどいこともあります。
でも…
ワクワクすることから
エネルギーが湧いてくるような
幸せになれるような体験を
積み重ねているとしたら…
きっとそんな状況でも
希望を見出して乗り越えていくのでは…？
なんて思っています。
ワクワクすることをして
基本的に幸せな状態でいましょう。
先の見えないVUCA（ブーカ）の時代、
基本的幸せ状態でいることは
時代を切り拓いていくためにも
とっても大切なことだと思います。
親も子どもも
ワクワクすることの効果は…
①子どもにプレッシャーを掛けなくなる
②ワクワクすることを続けていくと、幸せな状態でいられる
③子ども自身がワクワクすることを、親が安心して応援できる
④ワクワクすることを通して、自己肯定感や自己効力感を育てることができる
⑤使命や天命と言われるものに、出会いやすくなる
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