こんにちは。
モンテッソーリ教師のめぐみです。
ご訪問いただきありがとうございます。
小6の息子が不登校になったのは、小5の夏。
ですから、小5の運動会から、
学校で行うすべてのイベントには参加していません。
確かに残念な気持ちはありますけれど
普段の生活ではその気持ちは感じずにいます。
ですが…
勤務先の保育園で、運動会や発表会をすると
胸がぎゅぅ〜っと締め付けられるときがあります。
子ども達の頑張っている姿や
輝いている姿、
色んなことを乗り越えている姿、
全身で楽しんでいる姿を観ると
とても感動するのですが、
一方、
我が子が経験できなかった行事だな〜とふと思い、
胸が苦しくなります。
もし、息子が参加していたら…
行事で大変だったことや難しかったことを
笑顔いっぱいで話してくれたんだろうな。
仲間と動作を合わせたり、
お互い協力しながら作り上げるダンスや組体操、
成功したら嬉しいのだろうな。
リレーや徒競走では、声を張り上げて
応援するのだろうな。
最高学年として、子どもたちをまとめたり
6年間の集大成として、
誇りを感じながら過ごすのだろう。
下位学年の子どもたちの憧れだったんだろうな。
そんな姿を見たかったな〜…
経験させてあげたかったな〜…
そんな感情がぶわーっと、溢れてくるのです。
涙もポロリポロリと落ちて止まりません。
きっと同じように切なくなって
涙が出てきてしまうような経験をされている方
たくさんいるのだろうな〜と思います。
そう思うと、慰められます。
私だけじゃないんだって…。
子どもの運動会や発表会などの行事は
大人を感傷的にさせるのかな。
こんな切ない感情が浮かんできたら。。。
私は、この感情をちゃんと感じるようにしています。
出てしまう涙は、無理には止めなくて大丈夫。
保育園で、年長さんのダンスを観ながら泣いていたら
「先生、大丈夫だよ。僕がついているからね。」
と、3歳の男の子が慰めてくれましたけど( ∩︎´ω`*∩︎)
心を動かすような感情は、ちゃんと感じます。
大切な感情なので、
無かったことにはしたくないなって思います。
切ないよね。。。って。
そういう姿見たかったよね。
だって親だもの。
「こんなに大きくなったんだな。素晴らしいな。」
って感動したいじゃない?
だから、自分の気持ちに寄り添ってみます。
涙が出てなくなるまで、そうっとしておきます。
しばらくすると、スッキリ。
悲しみや切なさは、自然と消えていきます。
そういう感情を持っているのは
決して悪いことではありませんよね。
人間らしい感情だと思います。
ですが、ただそれだけです。
行事に子どもが出ないからといって
子どもも私も可哀想なわけではないと思います。
確かに悲しくなっちゃいますけどね。
出来れば体験させてあげたかったなって思います。
ですが、それは私の小学6年生の記憶が
とてもいい思い出だからかもしれませんね。
だから、同じような思い出が作れたら
幸せなんじゃないかなって思ったのです。
また、私は高校のときに1年で部活をやめたのですが
後々長いこと後悔していました。
学生時代しか経験出来ないことだから
もっと続ければ良かったって思っていたので
息子もあとから後悔したら可哀想だなと思ったのです。
それは、私自体の経験上の話。
息子が同じように感じるとは限りません。
息子が自分で選んだ道なのだから、
私がそのことで悩まなくていいのです。
息子に任せていい。
私は私の悲しみや切なさを感じるだけでいい。
それに、確かに5、6年生の行事には出ていませんが
それまでの行事はほとんど出席してきました。
それはとても恵まれていることですよね。
今までたくさんの素晴らしい姿を見せてくれた息子。
私はそれを当たり前だと思っていなかったかな?
活躍しているところばかりに注目していなかったかな?
とてもとても恵まれていたのに、
そのことに感謝することもなかったかも。。。
そして、今も元気な息子は生きている。
以前よりも仲良くなった息子がいる。
以前よりも素直で優しい息子がここにいる。
だったらいいじゃない?
それで十分じゃない?
確かに行事は経験できなかったけれど
ただそれだけのこと。
それは、不幸なことでも可哀想なことでもないんです。
後悔したり、不幸だと感じたりするとしたら
それは私ではなく息子なのかな。
私は息子が進む道を応援していけばいい。
息子が、将来、行事に出られなかったことを
後悔するかもしれないけれど、
そのときに息子がやりたいことを
思いっきりやっていたとしたら
そのことで自信がついて
生き生きとしていたら。。。
行事に出られなかったことなんて
大したことではないのでは??
ですが反対に
未来では、自信をなくし
やりたいことが見つからずに
後悔しながら生きていたら。。。
想像するだけで悲しい気持ちになってしまいますが、
そうならないように今私に出来ることを考えたいです。
行事に出ようが出まいが
この世にたった1人の大切な息子。
少しはにかんだような、嬉しさがこぼれるような
そんな大好きな笑顔。
そんな息子とたくさんの時間を過ごせる幸せ。
毎日感じていきたいな〜って思います。
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました。
