自分では気づかないココロの盲点 | 不完全なままで完全である

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◇サイキックです、心のことのおたくです、保育士もやってます◇

「自分では気付かない ココロの盲点」というタイトルですが、自分で気付けたら盲点にはならないんですよね。だから、盲点。

そもそも「盲点がある」ということにさえも気付いていないかも?ですって??



自分では気づかない、ココロの盲点/朝日出版社

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さて、この本に書いてあったことです。みなさんも、少し考えてみて下さい。


人に できる限り嘘をつかれないようにするには、次のどちらの言い方が良いと思いますか?

① 嘘をつかないでね
② 嘘つきにならないでね

 


正解は、②の「嘘つきにならないでね」です。もう一度、設問を読み返して下さい。

①嘘をつかないでね
②嘘つきにならないでね


なんと、①の質問をした場合には約30パーセントの人が嘘の申告をしたのに対して、②のほうでは嘘をつく人はほぼいなかったそうです。


①は「行動すること」を否定し、②は人格(○○であること)を否定していますね。


『脳は一回の過ちを否定されるより、人間性を否定されることに抵抗します』(本文より)



その人の行いと人間性は別のものです。でも、人が何かしたとき、その行いがあたかも「そのひとのすべて」であるように思ってしまうことがあります。良いことであっても、そうでないことであっても、こういう勘違いはよくあることなのかも知れません。


ふと気付いて、「あ、あれはあの人が悪い訳ではないんだ」と気付けば良いのですが、自分に心の余裕がないときは、そのまま「あの人ってなんなのーーーっ!あの人絶対おかしい!もうつき合うのをやめよう!」なんて、極端に考えてしまうこともあります。


それは、自分以外の人に対してだけではなく、自分自身に対してもやってしまっていることでもあります。


ちょっとした失敗、ちょっとしたミスをしたとき、「あーーっ、なんて私って駄目な人間なんだ」と思うことって、ありませんか?自分の全人格を否定してしまうということって。


『脳は一回の過ちを否定されるより、人間性を否定されることに抵抗します』


つまり、私たちは「わたし」というものすべてを認めてもらいたいのです。それは、この本に書かれてあるように脳の仕組みであり、そして健全な心の欲求なのだと思います。


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