そもそも「盲点がある」ということにさえも気付いていないかも?ですって??
自分では気づかない、ココロの盲点/朝日出版社
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さて、この本に書いてあったことです。みなさんも、少し考えてみて下さい。
人に できる限り嘘をつかれないようにするには、次のどちらの言い方が良いと思いますか?
① 嘘をつかないでね
② 嘘つきにならないでね
正解は、②の「嘘つきにならないでね」です。もう一度、設問を読み返して下さい。
①嘘をつかないでね
②嘘つきにならないでね
なんと、①の質問をした場合には約30パーセントの人が嘘の申告をしたのに対して、②のほうでは嘘をつく人はほぼいなかったそうです。
①は「行動すること」を否定し、②は人格(○○であること)を否定していますね。
『脳は一回の過ちを否定されるより、人間性を否定されることに抵抗します』(本文より)
その人の行いと人間性は別のものです。でも、人が何かしたとき、その行いがあたかも「そのひとのすべて」であるように思ってしまうことがあります。良いことであっても、そうでないことであっても、こういう勘違いはよくあることなのかも知れません。
ふと気付いて、「あ、あれはあの人が悪い訳ではないんだ」と気付けば良いのですが、自分に心の余裕がないときは、そのまま「あの人ってなんなのーーーっ!あの人絶対おかしい!もうつき合うのをやめよう!」なんて、極端に考えてしまうこともあります。
それは、自分以外の人に対してだけではなく、自分自身に対してもやってしまっていることでもあります。
ちょっとした失敗、ちょっとしたミスをしたとき、「あーーっ、なんて私って駄目な人間なんだ」と思うことって、ありませんか?自分の全人格を否定してしまうということって。
『脳は一回の過ちを否定されるより、人間性を否定されることに抵抗します』
つまり、私たちは「わたし」というものすべてを認めてもらいたいのです。それは、この本に書かれてあるように脳の仕組みであり、そして健全な心の欲求なのだと思います。
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