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私は2009年にフランスから日本に帰国し、それから色々な勉強をしました。
最初は、どれもこれも楽しくて、どれもが珍しく目からうろこの話で・・。
そして、色々なところで聞きかじったことを、友達にも話したりしていました。
特に、「この症状には、こういう意味があるんだよ」という話は熱心に!
あるとき、私の指に湿疹ができたことがあるのですが、その時ある人に言われたんです。
「これには、これこれこういう意味があるんだよ。あなたは・・・な人だ!」
ちょっとびっくりしてしまいました。
「そ、その決めつけた言い方ってなに?ちょっと失礼なのでは?」と。
なぜなら、確かにこの人が言ったことは正しくなくはないけど、ちょっと違う。
そして、何から何まで「意味を求める」ことも少し違うような気がしたのです。
でも、一番びっくり、そしてドキッとしたのは、
「私もこの人と同じことを人にしている!同じ見方をしている!!!」
ということでした。自分自身に対してのショックを隠し切れなかったのです。
この時感じた「違和感」って、実は自分に対する違和感だったのでしょう。
それから、色々なことを考えました。
勉強すればするほど知識は増える。賢くなった気がするし、偉くなった気もする。
でも、ちょっと待てよ?
これって「与えられた知識」であって、「私の見かた」ではない。
それに「知識に頼りすぎる」ことは、そしてそれを「正解」とするのって、
「元々備わる自己治癒力」を信じ切っていないのではないか?
60億いれば、60億通りのパターンがあると考えなくてはいけないのに、
これを「いくつか」のパターンに当てはめ、それをすべてとは出来ないと思います。
しかしながら、こういうケースが余りにも多い。
もちろん、多くの研究、臨床結果があり、パターンが作られています。
だから、決して間違いではなく、むしろ正しい見方だとは思うのです。
ただ、気を付けなくてはいけないのは、それは「誰のからだ」なのか?ということです。
そして「例外」は必ずあり、何よりカラダ・ココロを尊重しなくてはいけない。
パターンを覚え、それに当てはめ満足してしまうだけでは「自分」を見なくなります。
「自分はどうなのか?」という本当の体質、気質、欲求、感覚・・・。
そういった「完全オリジナル」を取り戻していきたい!と切に思っています。
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