いかに安心を得るか?! | 不完全なままで完全である

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◇サイキックです、心のことのおたくです、保育士もやってます◇





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一昨日、ある雑誌(ニューズウィーク日本版)

を読んでいたらこんなことが書いてありました。




タイトル  乳癌マンモ不要論の衝撃





マンモグラフィー検診(乳房X線撮影)に関する否定的な見解は以前からあった。

カナダでは92年、マンモグラフィー検診は40~50歳の閉経前の女性の

死亡率改善に効果なしとるす研究結果が出ている。

研究者たちは前から、マンモグラフィー検診は閉経後のほうが高い成果を

得られることを知っていた。閉経後は乳腺密度が低くなるため、検診の

精度があがるのだ。






それでも、ここでは



いずれにせよ、すべての女性は年に1度は医師による乳がん検診を受けるべき。



だとしています。(触診もありますから)





以前、別のところで、

「日本は人間ドックなど検診を受ける人が多いのに、癌が多いのは、

検査のしすぎだからだ。レントゲン撮影は不必要に受けるべきでない!」

という話を聞いたこともありますが、一方では「安全」だとも。



こうなると、素人は「もう、わからなーーーい」と叫びたくなる。

「検査」も必要だと思いますが、それに頼り切るのも考えもの。

「検査さえ受けていれば大丈夫!」

「検査で異常なしだったから大丈夫!」

という、ある意味自分の感覚を放棄したような捉え方も危険です。



さて、ここでこちらのブログを読んで頂きたいと思います。

*ご本人の承諾を得ています*



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【産業医 OHクリニック医院長のブログより】




  検診はいかに受けるかが大事



今日は大阪の産業医先二カ所の安全衛生委員会に出席してきました。日々の仕事で、大事なお金をいただきながら、私自身がたくさんの気づきを得ることができ、感謝します。



4月になり、新年度の健診予定を立てたり、健診内容を見直したりされる企業さんが多いです。最近、健診で腫瘍マーカーをオプション項目として採用しているところを時々みます。健康に対する意識の高さのあらわれなので、非常にいいことではありますが、注意していただきたい点が二つあります。まず、ガンのスクリーニング効果として有用な腫瘍マーカーはPSA(前立腺)くらいと思います。つまり、その他の腫瘍マーカーは早期ガンの発見には意外と無力です。次に、ガンでなくても、炎症や他の病気でも腫瘍マーカーが上昇します。結果がかえってきて、腫瘍マーカーがあがっていたら、ほとんどの方は慌てます、心配します。精密検査の結果が出て、大丈夫ですよって言われるまで戦々恐々の日々が続きます。その間の不安や恐怖が免疫力を下げ、本当にガンを作り出してしまいます。こうなったら、健康増進のための健診がなんのためにするのかがわかりません。どんな結果が出ようと、慌てず、しかしほっとかず、落ち着いて即時対処すればいい方向にいきますよ。





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この中の最後の言葉



その間の不安や恐怖が免疫力を下げ、本当にガンを作り出してしまいます。

こうなったら、健康増進のための健診がなんのためにするのかがわかりません。

どんな結果が出ようと、慌てず、しかしほっとかず、

落ち着いて即時対処すればいい方向にいきますよ。




ここ!ここをしっかりと胸に刻みたいと思います。

「健診」って、安心を得たいという思いから受けることが多いです。

でも、安心の裏にはかならず「不安」があることも忘れてはいけません。

だからといって、ネガティブになることはないのですが、

あまりに「不安」が強いと、このOH先生がおっしゃるように、

検査だって本末転倒!なんのための検査なのか分らなくなってしまいます。



このブログを読んで下さって皆さんの中には、毎年健診を受けている方も

いらっしゃると思いますが、「何のための健診」か「自分は何のために?」

というところを、しっかりと考えてみて頂きたいと思うのです。





★★どんな結果が出ようと、慌てず、しかしほっとかず、

  落ち着いて即時対処すればいい方向にいきますよ



う~んっ、素敵な言葉だ!!!