お気に入りの「ともにー」のパンをやたらとSNSに投稿していたら…

 

そのパンをつくっている「パン工房ともにー」を運営する東京自立支援センターさんから、「見学に来ませんか」とお声掛けをいただきました。

 

わあ〜い!!!

 

 

…というわけで、今日は就労支援の現場見学です。

 

先ず、伺ったのは就労移行支援と就労定着支援の「ポートビズ」さん。

 

就労移行支援は、就労を希望する障害のある方が利用できる福祉サービスで、働くための基本的な労働習慣や職場でのマナーや知識を習得するなど、実践的な職業訓練ができる施設です。

 

その方の特性やスキルに応じた訓練と就職先の個別相談。

さらに就職後の定着も支援していただけるので、働く意欲のある方にとってはとても役立つ施設です。

 

ただ、支援を受けられるのは基本的には2年間と決まっているので、事業所としては就労支援が終わる方と新たに入られる方をスムーズに移行させるのが、とてもたいへんだと伺いました。

 

運営に支障がでない、官民での仕組みづくりが必要かもしれません。

 

次に訪れたのは、就労継続支援A型の「パン工房ともにー」さんパン

 

 

就労継続支援A型とは、サービス提供事業者と雇用契約を結び、働きながら、仕事や集団活動の能力を伸ばすための訓練や支援を受けられる福祉サービスです。

最低賃金が適用されるので月額10万円〜15万円の収入を得られ、働きがいのある職場になっているようです。

 

「パン工房ともにー」さんでも、それぞれの方が指示を待つこともなく自分の仕事をしっかりとこなし、効率良く商品が出来上がっていました。

 

 

これは、たぶん明日の「市民コラボフェスタ」に並ぶパンですね〜(笑)

 

 

続いて伺ったのは、就労継続支援B型の「ともにードリーム」さん。

 

就労継続支援B型は、それぞれの特性や力量に合った就労の機会を提供する場。

東京自立支援センターでは、みなさんの得意なこと、楽しいと感じる仕事をやっていただくことにしているそうです。

 

 

こちらでは、高級なキャンディの選別と袋詰めの作業が行われていました。

ひとつひとつ丁寧にチェックをする目は真剣そのもの!

 

 

紀丿国屋さんで販売されているそうなので、探してみましょう〜

 

そしてもう一ヶ所、就労継続支援A型「ともにー多摩作業所」さん

 

こちらでは、ホテルや高級レストランで使用するナプキンのクリーニングを行っていました。

 

大量に持ち込まれるナプキンを色分けすることからはじまり…

 

 

大型の洗濯機で洗浄して…

 

 

機械を通してアイロン掛けをします。

この作業がけっこう大事!

 

端が折れたり機械を通す向きが違っていると上手くできません。

慎重に…

丁寧に…

1枚1枚広げて置きます。

 

 

機械を通した後のナプキンは、折りキズや汚れなどが無いか検品します。

 

 

視力と技術と忍耐力が必要な手仕事ですが、みなさん楽しそうに働いていらっしゃいました。

 

就労継続支援A型は、障害や難病をもつ方が給与水準を維持しながら働けるたいせつな場所ですが、全国的に大きく不足しているのが現状のようです。

 

就労継続支援A型や就労継続支援B型で受注できるお仕事は、きっとまだまだあるはずです。

 

楽しそうに生き生きと働くみなさんに出会い…

私自身は新たな課題をいただいたと思っています。

 

最後に…

放課後等デイサービス「スマイルともにー」さんと、共同生活援助グループホームの「ともにーホーム」さんも見学させていただきました。

 

 

南部地域に建てられた、広々としたリビングのある明るいシェアハウス。

 

自然豊かな場所なので、子どもたちにとっては格好の遊び場になっていました。

 

ただ…

公共交通機関がほとんど無いので(日に数本のバス便のみ)、スタッフの募集にたいへん苦労されているそうです。

 

南部地域の交通問題は、私もたびたび一般質問している大きな課題(^^;)

 

運転手不足でバス便は減っていく一方なので…

試行運転でもよいので、自動運転バスの導入をお願いしたいです。

 

 

今日は、とてもよい体験ができました。

いくつも課題が見えてきたので、何ができるか探ってみたいです。

 

みやこちゃん、ご案内ありがとうございました〜*\(^o^)/*