国立市議会の8日目。
今日は、担当する「福祉保険委員会」が開催されました。
今回、補正予算の中で質疑が多かったのが…
「行旅死亡人対応事業費」と「縁故者不明の者に係る埋火葬事業費」の歳出について
「補正予算」というのは、年度のはじめに組んだ予算では賄いきれないときなどに、予算を増額したり(もしくは減額したり)することです。
この時期は、確かに補正予算が必要になるときではありますが…
実は前回の議会でも補正で増額された予算が、再び大きく増額となっていたんです。
そもそも「行旅死亡人」というのは、行旅中に死亡し引き取り手が存在しない死者を指す言葉で、行き倒れや本人の氏名や本籍などの身分が判明せず、遺体の引き取り手もない死亡者のことです。
「行旅」とありますが、必ずしも旅行中の死亡というわけではなく、住居にて発見された遺体であっても、その身分が分からないときには「行旅死亡人」となります。
この夏の日テレ系ドラマ『GO HOME』をご覧の方はご存じかもしれませんね。
また「縁故者不明」は、名前や身分が分かっていても、遺体の引き取り手がない方のこと。
その場合、墓地埋葬法第9条に基づいて地方自治体が埋火葬をすることになるのですが、昨今は、親戚縁者が分かっていても遺体の引き取りを拒否されることが多くなっているそうで…
住民サービスの一環ではありますが、ちょっと悲しくなる予算の補正でした(;;)
本委員会では議案はそれほど多くありませんでしたが…
ひとつひとつの議案や報告事項には全て白熱した質疑と討論が行われます。
委員長として進行しながら、改めて国立市議会の熱心さを実感しました。
理事者をはじめ職員のみなさま…
出席してくださった議員のみなさま…
たいへんお疲れさまでした!
来週は、いったん最終本会議を迎えます。