国立市の名所でもあり…

春のくにたちを代表するお花見スポットでもある大学通りの桜並木。

 

 

その美しさは市外にも轟き…

毎年大勢の観光客を呼び込んでいます。

 

 

ただ、そんな国立市のシンボルでもある桜の木も、老朽化が進み処置が必要になっています。

 

2018年の調査では、大学通りの桜164本のうち、69本が「治療が必要」と判断されました。

その年の台風(24号)が都内を直撃したため、3本が倒れ2本にヒビが入り…

市はやむなくその5本を伐採しました。

 

大学通りの桜は、1934年ごろ、天皇陛下のご生誕を祝うために地元の青年団の手により植えられ、90年もの間、国立市民の「心の風景」として存在してきました。

 

それでも、90歳を超えた桜の木には危険が潜んでいるようで…

 

 

先日も、太い枝が自転車道に落下する事故がありました。

 

 

そもそもソメイヨシノの寿命は50年から60年と言われています。

ここまで立派に生きてこられたのは、桜を愛する市民や桜守りさんたちのお陰でなのかもしれません。

 

だからこそ

この大学通りの桜並木を無くさないために…

 

ソメイヨシノが伐採された跡地には、より強い品種であるジンダイアケボノの幼木を植樹する活動が広がっています。

 

 

さらに、伐採された老木は市民有志の手によって、新たな命を吹き込まれています。

 

 

旧国立駅舎の「まち案内所」で売られている手づくりのお箸やスプーンは、国立市内の桜の木からつくられたもの。

 

 

カタチは不揃いですが…

自分だけの一品を探す人も多く、とても人気のある商品です。

 

 

桜の木の伐採は…

新たな命のはじまりです。

 

安全で安心して住み続けられる国立市にするために…

 

毎年少しずつ生まれ変わる姿を、これからも見守っていきたいです。

 

※写真は合成です(笑)