昨年秋、中国による日本の水産物の輸入禁止で、それまで食品輸出の王者だったホタテも輸入停止となり、国内のホタテ生産者が深刻な打撃を受けることになった…

というニュースを覚えていらっしゃるでしょうか。

 

需要に合わせて水揚げ量を大幅に減らすと稚貝を海に撒けなくなるので、数年後の収穫量に影響が出てしまいます。

 

日本の生産者さんにとっては、ほんとうに深刻な問題でした。

 

 

そこで…

農林水産相は「中国に輸出できなくなった分を国内で消費しましょう」と呼びかけはしましたが、ホタテを一般のスーパーなどに流通させるのは、難しい問題もありました。

 

そこで…

学校給食など中学生以下の教育機関を対象に、北海道産ホタテ貝柱を無償提供するプロジェクトが全国で展開されるようになったんです。

 

国立市でも、今年1月に北海道の森町から無償で提供していただいたホタテを使い、

「ホタテのクリーム煮」や「ホタテフライ」が給食メニューになりました。

 

 

さらに第2弾として…

市内の人気レストラン「Casa di Camino」の川上シェフのご尽力で、一般社団法人 日本海老協会様から提供いただいたホタテで、今年2月に「帆立と大根のうま煮丼」が小学校・中学校の学校給食メニューになりました。

 

 

子どもたちからは、「めちゃくちゃおいしい」「ホタテがいっぱいでうれしい」と喜びの声があったそうです(*^^*)

 

学校給食で提供されたホタテは、オホーツク海で水揚げされた原料のみで、高級レストランや鉄板焼きで使用されている業務用のホタテ貝柱です。

なんと幸せな学校給食なんでしょう〜

 

日本海老協会公認の海老大使「Casa di Camino」の川上シェフ
(国立市の学校給食ステーション カムカムキッチン前にて)

 

 

その海老大使の川上シェフ監修のコラボメニュー給食が…

ホタテ献立第3弾として、4月26日に提供されることになりましたハート

 

 

4月26日(金)の学校給食「ホタテとブロッコリーのホワイトシチュー」です!

 

 

あぁ・・・子どもたちが羨ましいキラキラ

 

生産者様にとってはたいへん厳しい状況だったと思います。
ただ、今年に入って米国向けの輸出が急増しているというニュースも耳にしており、美味しい日本のホタテはきっと世界中で需要があることでしょう。

 

子どもたちにとっては、美味しい給食をいただくだけでなく、日本の食文化を考えるよいきっかけになったかもしれません。

 

「国立市食のまちづくり推進計画」の素案が公開されましたが…

民間の事業者さんや飲食店さんのチカラを借りながら、国立市の歳入増に繋がる計画にしていただきたいです。