能登半島地震から一ヶ月が経ちました。

被災されたみなさまには、心からお見舞い申し上げます。

 

ニュースなどで現地の様子を知るたびに…

日頃の備えと防災訓練のたいせつさを痛感します。

 

今日は、毎年行っている訓練の一環として…

国立市議会で、地震発生時における議会災害支援会議の設置と、議員の安否情報確認や参集の可否の報告、情報伝達、集計、報告の訓練とその検証を行いました。

 

令和6年2月1日の午前10時に震度5強の地震が発生したと仮定して…

総合防災計画に基づく災害対策本部が設置され、国立市議会は、それを支援し必要に応じて議員による協議、調整などを行うための「議会災害支援会議」を設置します。

 

さらに…

電話やメールが不通になったと仮定して、議会事務局への連絡手段には災害伝言ダイヤルを使う訓練も行われました。

 

みなさんは、災害伝言ダイヤルの使い方をご存知でしょうか。

 

 

「災害伝言ダイヤル」とは、地震などの災害の発生により被災地への通信が増加し、つながりにくい状況になった場合に提供が開始される声の伝言板です。

 

「災害伝言ダイヤル」は、イザというときのたいせつな通信ツールですが…

その「イザというとき」に使い方がわからないと役に立ちませんよね。

 

なので、災害発生に備えて練習ができるよう「体験利用」の日を設けています。

 

・毎月1日と15日 午前0時〜24時

・お正月の三が日 1月1日午前0時〜1月3日24時

・防災週間 8月30日午前9時〜9月5日17時

・防災とボランティア週間 1月15日午前9時〜1月21日17時

 

 

これらの指定された日に、無料で伝言ダイヤルの体験ができるんです。

 

国立市議会でも、この体験利用日を使って訓練を行いました。

 

 

①【伝言の再生】

171をダイヤルして…

先ずは、議会事務局からの伝言を聴き、確認をします。

伝言で指定された項目をメモして…

 

②【伝言の録音】

再び171をダイヤル。

伝言されたのは6項目。

少し早口で録音されているので1度では聞き取れず…

「8」番を押して何度も聞き直し、ようやく録音(^^;)

 

災害時には、もっと慌てた状況になると思うので…

先ずは落ち着いて対応することが必要だと感じました。

 

さらに…

メールやSNS(目で見る情報)に慣れてしまった私たちは、耳で聴いた情報を脳に叩き込む能力が落ちているようにも感じました。

 

これも鍛えなくっちゃ…。

 

イザというときのために…

遠くに住む親御さんなどと、伝言ダイヤルの体験をしてみると良いかもしれませんね。