国立市観光まちづくり協会の主催で…

1月28日に「国立初耳学~市民も知らない文化・芸術・スポーツの聖地探索~」が開催されました。

 

 

会場は、旧国立駅舎。

 

初回の講師は…

自らを「国立駅前原人」と語る(笑)、ギャラリービブリオ店主の十松弘樹さん。

 

 

このブログでも度々登場する「ギャラリービブリオ」では、独自の嗅覚で選びぬいたコア人気の高い作家さんやアーティストさんが個展やライブを開催しています。

 

なので、常連のお客さんは市内に限らず他市他県にも及ぶほど。

 

 

先ずは、その十松さんご自身の歴史。

 

昭和のはじめ(まだ国立市になっていない頃)にお祖父様が、国立駅前の銭湯「富士見湯」の店長として赴任してきて以来 90 年…

 

 

「国立のまち」と共に、その歴史を築いてきた方でもあるのです。

 

さらに…

十松さんは、元編集者。

国立を語るときには外せない著名人の方々とのお付き合いも深く…

 

例えば、山口瞳さんや嵐山光三郎さん。

 

※「月刊・新刊ニュース」で十松さんが撮影された山口瞳さん。

 

ギャラリービブリオで開催される「国立うちわ市」に参加されるイラストレーターや絵師や絵本作家さんなどを見れば、その人脈の広さが分かりますよね。

 

その「山口瞳さ先生との思い出」から…

 

「国立で若き絵本作家たちが切磋琢磨した 1960 年代」のお話。

 

こちらも、聞き応えも見ごたえもありました。

(資料画像が貴重でスゴイです〜!!!)

 

そして…

私も一般質問で取り上げさせていただいた

「伝説の音楽解放区 ぶどう園アパート」のお話。

 

国立が日本におけるキウィ栽培の草分けという話も驚きでしたが…

(日本で初めてキウィフルーツの栽培を手掛けたのが澤登農園だそうです!)

 

その澤登農園は、キウイフルーツの前はブドウの研究・栽培をされていたんです。

 

「ぶどう園アパート」とは、その農園の中にあった長屋風の建物。

農園の中で音を出し放題ということもあり…

国立音楽 大学の学生さんや、まだ世に出る前の若いミュージシャンたちが住む、音楽の解放区になっていったそうなのです。

 

その詳細は、ツージーQさんの漫画『ぶどう園物語』に描かれています。

 

 

そのツージーQさんや、イヌイジュンさん、遠藤ミチロウさんのお話は、現在のちょっとオシャレなジャズやクラシックが似合う「くにたち」とはひと味違う…

国立の文化芸術のひとつなのだと、改めて確信しました。

 

時代の中で足掻きながら日本のロックシーンを変えた「ぶどう園アパート」に集う若者たちは、国立の歴史にもしっかりと足跡を残してくれたんですね。

 

4つ目のお話は「戦後スポーツジャーナリズムの発祥の地・国立と「伝説の名伯楽」

 

 野球ファンならずともその名前くらいは知っていると思う…

 

『ベースボールマガジン』

 

昭和21年(戦後すぐ)に創刊した野球雑誌ですが…

実は、その創刊号を出した出版社「恒文社」(のちのベースボールマガジン社)は、東京都北多摩郡谷保村(のちの国立市)にありました。

 

十松さんのお話は…

この『ベースボールマガジン』を巡る、野球少年「いっちゃん」と「たーちゃん」の勇気あるプチ冒険物語として語られていきました。

 

その「いっちゃん」とは、十松さんのお父様。

 

そして「たーちゃん」は、のちに都立高校でははじめて甲子園に出場するという快挙を成し遂げた、我らが国立高校の野球部の監督・市川忠男さん。

 

 

そして…

十松さんのお父様、「いっちゃん」こと十松勇さんは早稲田大学の大先輩!
昨日のブログで紹介した国立稲門会の会員でもあられました。
 

ふたりの先輩の素敵なくにたち物語。

「タカラモノ話」がひとつ増えました。

 

 

「国立初耳学―市民が知らない文化・芸術・スポーツの聖地探索」の最後は…

ちょっと未来のお話。

 

2024年のパリ五輪のサーフィン日本代表男子の3枠目に内定したのは…

オーストラリア出身の「コナー・ オレアリー」選手です。

 

メインで活躍しているのもオーストラリアなのですが…

 

実は、コナー選手のお母さまは生粋の日本人。

昨年夏に、コナー選手はオーストラリアから日本に移籍したと報じられました。

 

その移籍した地が「国立市」!!!

お母さまは国立市東のご出身で…

コナー選手は日本語で育ち、幼い頃は国立市内のお祭りやイベントにも参加されていたそうなんです。

 

つまり…

「国立ゆかりのオリンピック選手」が誕生する!ということなんです〜*\(^o^)/*

 

しかも…

なかなかのイケメン(笑)

 

 

世界ランキング的には、あの五十嵐カノア選手の上を行く11位ということで…

「ひょっとすると、ひょっとするかも…」と、十松さんはおっしゃっていました。

 

永見市長〜!!!

市内でパブリックビューイングをやりませんか〜!!!

 

芸小ホールでも良いし…

矢川プラスでも良いかも。

 

パリだとかなりの時差があるから、真夜中の観戦になるのかな。

夏の夜に、みんなで盛り上がれたら楽しそう!

 

「国立初耳学」は貴重な歴史の話から…

ワクワクする未来の話まで…

 

脳内を「楽しい刺激」が駆け巡る1時間半でした。

 

「人気講師に群がるミーハー女子」みたいな記念写真でスミマセン(笑)

 

 

「国立初耳学」は今後もつづいていきそうです。

楽しみ〜ハート