昨年4月に改選があったので…
今日は、改めて「議会運営の基本」についての研修会がありました。
講師は、日本中の議会で引っ張りだこの廣瀬和彦先生。
国立市議会にお出でいただくのは、すでに3度目です。
廣瀬先生のお話は、とにかく面白くて分かりやすい!
ポイントをズバリと指摘されるので、気持ちよいほど脳に染み込んできます(*^^*)
講義の内容は大きく4つ。
①「質疑」と「質問」について
私も新人のころはよく分からなかったのですが…
「質問」とは、例えば一般質問などのことですが、市の行政事務に関してなら、基本的には何でも質問できますし、意見を述べたり具体的な提案をすることも可能です。
「質疑」は、例えば補正予算なら、その補正予算そのものについての疑問を訊くことしかできません。意見を述べたり、関連して他の案件について当局に訊くのはNGなのだそうです。
長く議員をしていると、このあたりが曖昧になることも多いようで…
とくに委員会の運営を的確にスムーズに進めるためにも、委員長の采配はとても重要になることもわかりました。(がんばろう!)
②議員・議会の調査権と資料要求
これも、なんとなく慣例で資料要求してしまうことが多いのですが…
実は、議員が執行機関に対し資料を要求する権利は、法律上は規定されていないのだそうです。
つまり、行政側が応じるかどうかは任意だということ。
知らなかったなぁ。
③議員としての発言
いわゆる「不穏当発言」や「不規則発言」について教えていただきました。
④議会におけるハラスメント
嘗ては国立市議会でもハラスメントによる議員の辞職などがありました。
昭和の時代とは全く異なる価値観で世界が動いていること。
議員は市民の代表ですから、その最先端で言動にも責任を持たなければいけないことを、改めて痛感しました。
そうそう。
ちょっとショックだったのが、議会のデジタル化に関しては国立市議会が著しく後れを取っているという話。
今やタブレットを活用した議会運営は全国的にあたり前になっていて…
類似規模の議会だと、68%が導入しているのだそうです。
議員がタブレットを使い議場に大きなモニターを設置すれば、提案したい事柄を当局と視覚的に共有することができるので、事業も進めやすくなりますよね。
大きな災害や、パンデミックが起こっても…
オンラインで議会運営ができるのなら、市政を滞らせることなく遂行させられます。
ペーパーレス化も進みメリットは大きいと思うのですが…
未だに反対される議員はいるのかしら(^^;)
廣瀬先生は、ここに関しても具体的な例を挙げながらお話しをされていました。
議員の質問にも忖度無しでズバリとお答えいただくので、いろんなモヤモヤが見事に解消されました。
廣瀬先生、ありがとうございました!!!
充実した気持ちで帰宅してベランダの向こうを見ると、日が落ちかけています。
そうだ。
今日はあの日だったんだ!!!
慌ててカメラを持ち出しシャッターを切り捲る(笑)
今年最初の「ダイヤモンド富士」を撮ることができました
充実感MAX〜
どうかこの先は、穏やかで平和な日々になりますように…